F2チャンピオンのプルシェールがインディカーデビュー






昨年のFIA F2選手権チャンピオンのテオ・プルシェールが、左手首を負傷して休養中のデイビッド・マルーカスに代わって、ロングビーチでアローマクラーレンの#6をドライブしてインディカーにデビューします。

フランスのグラース出身で20歳のプルシェールは、2023年のFIAフォーミュラ2選手権にARTグランプリより参戦。2勝を含む10回のTOP3フィニッシュを記録してシリーズチャンピオンとなり、今シーズンは全日本スーパーフォーミュラ選手権にIMPULからフルシーズンしています。

プルシェールは「インディカーシリーズという歴史あるモータースポーツシリーズで、伝統あるチームから参戦できることを光栄に思っています。インディカーシリーズはいつも接戦が展開される素晴らしいレースシリーズで、子供の頃から見ていたので、チームから連絡を受けた時は興奮で震えるほどでした。デイビッドが未だ回復の途中にあることは残念ですが、この機会を与えてくれたザック・ブラウン(マクラーレンCEO)とギャビン・ウォード(アローマクラーレンチーム代表)、そしてトニー・カナーン(アローマクラーレン・スポーティングディレクター)に感謝しています。また、ザウバーが私にロングビーチで走る機会を与えてくれたことも嬉しく思います。簡単な挑戦ではないことはわかっていますが、できるだけの準備をしてきたつもりです」とコメント。

プシェールは、2018年にフランスF4ジュニア選手権でタイトルを獲得して、2019年にADACフォーミュラ4選手権でタイトルを獲得。2020年はFIAフォーミュラ3選手権でランキング3位となり、2021年にはF2にステップアップしてランキング5位。2022年はF2でランキング2位と順調にキャリアを重ねてきています。2020年にオーストリアで16歳でF3で優勝。2021年にモナコでは17歳でF2を制して、どちらも最年少ウィナー記録となりました。

今年、プシェールはステークF1チーム(ザウバー)のテストドライバー兼リザーブドライバーを務めています。

自転車でのアクシデントで左手首の靱帯を損傷したマルーカスは、当初は全治6週間とみられていましたが、回復が当初の見込みよりも遅れているために、チームはマルーカスの復帰タイミングに関しては慎重に対応し、今後の予定に関しても状況を見て慎重に判断するとしています。

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