アローマクラーレンがマルーカスとの契約を解除


Birmingham, AL – during the INDYCAR Children’s of Alabama Indy Grand Prix at Barber Motorsports Park in Birmingham, AL. (Photo by Joe Skibinski | IMS Photo)




現地4月29日にアローマクラ―レンはデイビッド・マルーカスとの2024シーズンの契約を解除したことを発表しました。

シカゴ出身のマルーカスは、2023年シーズン終了後にアローマクラ―レンに加入。3月10日のシーズン開幕1か月前の2月11日にマウンテンバイクの事故で左手首を負傷。その後は手術を受けて療養を続けるものの、アローマクラーレンでは1レースも出走しないままでの契約解除となりました。

チームの声明では「マルーカスは左手首の負傷が原因で現時点でシーズン全体にわたってスケジュールを立てることができず、復帰のめどもたっていないためにチームは契約解除を決定した」と述べられています。

これまではマルーカスに代わって開幕前テストや開幕戦、インディ500の合同テストはカラム・アイロットがドライブし、第2戦ロングビーチと第3戦アラバマはF2チャンピオンのテオ・プルシェールが参戦。チームは2024年シーズンの残りのドライバーに関しては最終調整中で、今後のレースでNo. 6を誰がドライブするのかは後日発表するとしています。

マルーカスは、2021年インデイネクストでランキング2位となり、2022年と2023年はインディカーシリーズにデイルコインレーシング w/HMDから参戦。シーズン3年目となる2024年はアローマクラーレンへとの契約を結んでいました。マルーカスは2022年ゲートウェイでの2位がキャリアベストリザルトとなっています。

マルーカスは契約解除にあたって「この3ヶ月間であらゆるチャレンジをしてきましたが、アローマクラーレンでドライブする機会を得たことを光栄に思うと共に、残念ながらそれが実現しなかったことを後悔しています。チームの一員となれたことは幸運でした。チームは素晴らしく、これまでのことには感謝しています。リハビリに関しては治療、理学療法、筋力トレーニングなどできる限りのことをしてきましたが、回復には予想以上の時間がかかりました。怪我の状況によって回復までの期間も様々ですが、今は自分の完全復帰に全力を注ぎ、その後に自分にはレースで勝てる能力があることを示していきたいと思います」とコメントしています。

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