合同テスト@ザ・サーマルクラブ初日はパロウが最速






カリフォルニア州の内陸部にあるゴルフリゾートで有名なパ^プスプリングス郊外にある会員制サーキットのザ・サーマルクラブでインディカーの合同テストが実施され、午前中に2時間と、午後の3時間の2セッションが設けられました。

【テストセッション1リザルト】気温21度 路面温度24度 湿度51%
https://www.indycar.com/-/media/Files/2024/NICS/02-THRM/indycar-results-OT-p1.pdf

【テストセッション2リザルト】気温29度 路面温度 48度 湿度17%
https://www.indycar.com/-/media/Files/2024/NICS/02-THRM/indycar-results-OT-pcomb-p2.pdf

【パロウが共に最速】
昨年に5勝して2回目のチャンピオンタイトルを獲得したアレックス・パロウが2回のセッションで共に最速ラップをマーク。気温と路面温度がより上がった午後のセッションで、この日最速となる1:39.3373を記録。去年のオープンテストでの最速はマーカス・エリクソンの1:38.4223でした。

【タイヤの減りがポイント】
サ・サーマルクラブは1周=3.067マイル(4.93キロ)でターンは17。埃っぽくてグリップが低い路面とタイヤの減りの激しさに関して多くのドライバーが言及。タイヤは昨年の同コースのテストとアラバマグランプリで使用されたものとおなじスペックを使用。ハイブリッドパワーユニットの搭載を見越して30㎏強ほど軽量化されたレースカーでもタイヤのデグラデーションは課題となっています。







【マルーカスはロングビーチGPに復帰予定】
オフシーズンに自転車で転倒し、左手首の脱臼と靱帯を損傷したデイビッド・マルーカスは今回の合同テストと週末のノーポイントレースのミリオンダラー・チャレンジを欠場。今回もカラム・アイロットがマルーカスに代わってアローマクラーレンのNo5 をドライブしています。マルーカスは友人とオフロードで自転車に乗っている時に、後ろを走る友人がジャンプをしたのを見ようとしてふり返ったところで前輪ブレーキレバーを引いてしまい、ハンドルバーを乗り越えて地面に転落したと、生中継された映像配信の実況席でコメント。手首にはまだ固定用のピンが残り、間もなくピンを外す予定で、このまま順調に回復すれば4月21日決勝のロングビーチGPには間に合う模様。

【ハミルトンの元フィジオがアームストロングを担当】
元F1世界チャンピオンのルイス・ハミルトンのフィジオセラピストを務めていたアンジェラ・カレンが、同じくニュージーランド出身のマーカス・アームストロングのフィジオを担当。アームストロングはパワーステアリングがないインディカーにより順応するための身体作りを目指している。昨シーズンにチップガナッシレーシングからインディカーにデビューし、ロードオーバルのみの12レースに参戦。ロングビーチとラグナセカでのベストフィニッシュの8位を含む5回のTOP10フィニッシュを記録し、ルーキーオブザイヤーを獲得しています。

【今週末2つ目のトロフィーを目指すマクロクリン】
ゴルフリゾートとして有名なパームスプリングスエリアのゴルフ場で、インディカー参戦各チームから6人が参加する12チームがゴルフ大会に参加。スコット・マクロクリンが優勝してトロフィーを手にしています。

【ジャック・ハービーがコーチ役に】
今シーズンはデイルコインレーシングから開幕戦を含む13レースでNo18をドライブするジャック・ハービーですが、今回のノーポイントレースの参戦はありません。今回は同じくデイルコインレーシングから参戦するルーキーのコリン・ブラウンとノーラン・シーゲルの2人のコーチ役としてチームに帯同し得ちます。ブラウンは開幕戦と今週末の2レースでNo51をドライブし、シーゲルはインディ500を含む5レースでNo18をドライブします。

【予選ルールの変更①】
予選で最大40秒の使用が許されているプッシュトゥパス(オーバーテイクアシスト)システムはリスタートラインの手前からでも使用可能に。

【予選ルールの変更②】
予選セッションタイムは各グループでそれぞれ12分から8分間に4分短縮。

【スケジュール】アメリカ西部時間
3月23日(土)
09:00ー11:00 オープンテスト③
13:00-15:00 オープンテスト④
17:00ー17:12 予選 グループ1
17:27-17:39 予選 グループ2
3月24日(日)
09:30 レース中継開始

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