佐藤琢磨選手がロングビーチGPの殿堂入り






今年で49回目の開催を迎える伝統のストリートレース、ロングビーチ・グランプリ。
その開催地コースの内にあるウォークオブフェイム(殿堂)に佐藤琢磨選手とキャサリン・レッグが足跡を残すことが決定しました。

佐藤琢磨選手は2013年にこのロングビーチGPでインディカーシリーズでの初優勝を記録しています。

【ロングビーチGP実行委員会からのリリース】ロングビーチ市とロングビーチGP実行委員会は、2024年ウォークオブフェイムの殿堂入りにキャサリン・レッグと佐藤琢磨のふたりを選考しました。式典は、4月21日に開催されるロングビーチGPに先立ち、4月18日に行なわれます。

ロングビーチ市のレックス・リチャードソン市長は「私たちはキャサリン・レッグと佐藤琢磨の二人のドライバーの殿堂入りを祝福いたします。この殿堂入りはロングビーチとモータースポーツ界で多大な功績を残した方々を後世に渡って称え続けることにります。授賞式でお二人を祝福することを大変楽しみにしています」とコメント。

コースすぐ近くにあるコンベンションセンターで行なわれる殿堂入りの式典は午前11時に開始。入場無料で一般公開されます。授与式では優勝車と功績が記された直径22インチの丸型の銅製レリーフが贈呈され、レリーフはレースコースインフィールドにあるサウスパインアベニュー(ターン7とターン8の間の右側)の歩道に設置されます。

ロングビーチ市議会のメリー・ゼンデハス議員は「キャサリンと琢磨が成し遂げたすばらしい功績の価値をここに広く伝えることができることを光栄に思います。彼らの功績を刻んだレリーフは、これから何年にもわたり、世界中からやってくるモータースポーツファンの目に触れることでしょう。これは私たちにとってもこの上ない名誉です」とコメント。

市議会議員で副市長を務めるシンディ・アレン議員は「この栄誉ある賞をロングビーチを代表してキャサリンと琢磨に授与できることを光栄に思います。サーキットやサーキット外で彼らが成し遂げたことは、数え切れないほど多くの人々に対し夢と希望を与えるものでした。今後は彼らが取り組む様々なチャレンジがさらなる成功をもたらすことを期待しています」とコメントしています。

インディアナポリス500で2勝した佐藤琢磨選手は、2013年ロングビーチGPで優勝した初の日本人ドライバーであり、インディカー・シリーズで優勝した初の日本人ドライバーとなりました。これまでにも佐藤琢磨選手は、東京の英国大使館の「グッドウィル・アンバサダー」、雑誌エスクワイヤ日本版の「ザ・マーヴェリックス・オブ2019」、雑誌GQ日本版の「2017 メン・オブ・ザ・イヤー」など数々の賞を受賞。また、アメリカと日本では公開された映画、「ミッキー・アンド・ザ・ロードスター・レーサーズ」の「ミッキー・スプリング・グランプリ」というエピソードに、「センセーショナル・サトー」の名で声の出演をしています。その佐藤琢磨選手はこの5月に度目の栄冠をかけてインディ500に挑みます。

佐藤琢磨選手は「伝統と歴史を誇るロングビーチGPでの優勝は大きな名誉で、そのロングビーチGPでの殿堂入りは自分にとっては本当に特別なものになりました。この歴史ある素晴らしいレースは自分はにとってもインディカーでの初優勝という極めて特別なものになりました。改めて、AJフォイト・レーシングチームのメンバーのみなさんや、素晴らしい派なら気を見せてくれた14号車の担当のクルーたちに、心からのお礼を申し上げます。最後に、今回、日本のモータースポーツ史にも新たな1ページを付け加えられたことに、大変な誇りを感じています」と受賞の喜びを伝えています。

式典終了後には、キャサリン・レッグと佐藤琢磨両選手が参加するサイン会が会場内で行われます。lbmotorsportswof.com
モータースポーツ・ウォークオブフェイムは、ロングビーチ市とロングビーチGP実行委員会によって2006年に設立。モータースポーツで顕著な功績を残した人々を称えることを目的とし、第1回の受賞者は開催初期のロングビーチGPで大活躍したダン・ガーニーとフィル・ヒルでした。以来、これまでに35名が殿堂入りしています。




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