ロードアメリカGPはパロウが制して今季3勝目






【第8戦ロードアメリカGPリザルト】
http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/6140/2023-06-18/indycar-officialracefinalpostings.pdf







【パロウがデトロイトに続いて2連勝】
昨年のウィナーのニューガーデンに4.5610秒差をつけて今季3勝目。デトロイトからの2連勝。ラスト4レースでは3勝目で、ここまでの8レースで4回目の表彰台、キャリア7勝目。パロウは予選前のプラクティスで最終ターンをコースアウトして激しくクラッシュ。クルーの懸命の修理により予選は3位。決勝レースはオープニングラップのターン1でオワードの前に出て2位へ。23周目にターン6でニュガーデンとサイドバイサイドで押し出されて3位へ後退も、その直後のFCYにピットストップでニューガーデンを再逆転。最終スティントは燃費走行を強いられてぺースが上がらないハータを交わしてレースリーダーになると、2位に上がってきたニューガーデンとの差をさらに広げてフィニッシュ。これで、パロウのポイントリードは51点差から74点差へ。ロードアメリカでは、この3レース中で2勝。

【チップガナッシレーシングが通算250勝目】
パロウの勝利でチップガナッシレーシングは参戦全カテゴリー合計で250勝目。CART、チャンプカ―、インディカー、NASCAR、ARCA、デイトナ24時間、IMSA、WEC、グローバルラリークロス、エクストリームEでの勝利を記録しています。







【ポールスタートのハータはまたしても勝てず】
去年のトロント以来、今季初ポールポジションのコルトン・ハータは今季未勝利。55周のレースの33周をリードするも、ラストピットストップが後続よりもわずか1周早くピットイン。この結果、最終スティントでは後続に対して1周多く燃料をセーブしなければならない状況になり、ラスト6周の所で背後から迫ったパロウに前に易々と出られると、一気に5位までダウンしてフィニッシュ。ハータは「ラスト15周でのピットストップは大きく外したわけではないのに、どうして最後はあのような結果になってしまったのかよくわかりません。レースカーは素晴らしく、それまではクルージング状態で燃費セーブもできていたと思います。5位フィニッシュは決して悪い結果ではないかもしれませんが、望んだ結果とはかけ離れたものになりました」と肩を落とす状況に。







【オワードが今季4回目の表彰台】
アウトサイドポールスタートのパト・オワードはオープニングラップのターン1でカークウッドに追突されてコースアウト。これで7位までダウン。4周目にフェルッチをブロックしたとして2ポジションダウンのペナルティを受けて9位へ後退。41周目のラストピットまでに2位まで戻すも、このピットストップで5位まで後退。ステイアウトして前にいたパワーがピットインし、ペースの上がらないハータをかわして3位フィニッシュ。インディ500、デイトロトと2戦連続クラッシュで共に20位以下のフィニッシュも久しぶりの表彰台に。

【カークウッドがまたしても乱高下】
前回のデトロイトGPではオープニングラップのアクシデントから最後尾まで下がり、そこから追い上げて6位フィニッシュ。今回もオープニングラップでオワードに追突してスピン。最後尾まで後退してそこから9位フィニッシュ。

【ディクソンがThe Biggest Mover】
予選前のプラクティスでパワーと接触してプライマリーカーを大破させたディクソンは急遽バックアップカーを仕立て上げての予選。予選Q1で単独スピンし、ローカルイエローを発生させたとしてベストラップが無効に。その結果、今季初の10位以下のスタートとなる今季ワーストの予選23位。ソフトタイヤでスタートするも、スタート直後のFCYでソフトタイヤを2周で交換し、残りすべてをハードタイヤで周回。特にトップ勢がソフトタイヤを履いた第3スティントでは5位までアップ。最終スティントではペースの上がらないハータの前に出て。19ポジションアップの4位フィニッシュ。3位のオワードまでは0.2秒差。

【コース上のパッシングが延べ444回】
55周の決勝レースで、コース上でのパッシングが延べ444回発生。そのうち順位変動があったパスは386回。TOP10でのパッシングは111回で、TOP5のパッシングが31回。この記録は2016年にインディカーがロードアメリカでのレース開催を再開させて以降最大に。

【サバイバルレース??】
27台中26台がフィニッシュし、デイビッド・マルーカスだけがDNF。26台のフィニッシュは昨年の25台を上まわるロードアメリカ最多記録。23台のリードラップでのフィニッシュは昨年と並ぶ最多タイ。

【次回はミッドオハイオ・インディ200】
シーズンも折り返しを迎えて、第9戦は細かなアップダウンでフィジカル的にきついミッドオハイオ。
GAORA SPORTS他、配信プラットフォームで 7/2 日曜日深夜2時30分(月曜早朝)から生中継!
https://gaora.co.jp/motor/3652800 https://gaora.co.jp/bros/ https://skyperfectv.co.jp

コメントを残す