【ESPNリポーター、リック・デブール】レースカーを降りるやいなや「もっと行けたよ」と言っていましたが、何があったのですか?
【フェルナンド・アロンゾ】レースカーは昨日よりもずっとハンドリングバランスが良くて、今朝のプラクティスでは予選に向けての自信がつきました。しかし、最終ラップのターン4でオーバーブーストが起きてエンジンブレーキがかかったようになってだいぶストレートでのスピードをロスしました。でもそれはすんだことでクルーは予選前にたった1時間半という記録的な速さでエンジン交換をやってのけました。予選に向けてレースカーは完璧状態になっていました。
【デブール】今日はターン2がカギでしたが、危ない瞬間はなかったですか?
【アロンゾ】4周ともやばかったですよ(笑)。
【デブール】レースに向けて何を学びました?
【アロンゾ】世界最大のレースですからね。初めてテスト走行した時は観客は誰もいなくて、こうやってだんだんスピードを上げてゆくごとに観客の声援が大きくなってゆくのを感じます。来週の決勝レースが本当に楽しみです。
ターボブースト圧が規定値(140kPa)以上になるとウェイストゲート(排気口)から圧を逃がす仕組みになっているので、オーバーブーストでスピードをロスしたというのは圧を逃す際のブースト低下で一瞬パワーが下がったことを意味しています。
ポールデー終了2時間後に琢磨選手のインタビューを撮り終わってメディアセンターに戻る途中、ガソリンアレーで私服姿で一人スケボーでモーターホームに戻る途中のアロンソを発見。「GJ!フェルナンドー!!」と声をかけると、すごい笑顔で日本語で「アリガト」と返ってきました。
ファンに囲まれても気さくに記念写真やサインに応じて、完全にインディカードライバーとしてブリックヤードの雰囲気に溶け込み、そして楽しんでいる感じでした。
チャンチャンw
なのかなぁ?
もう戻りたくなくなってるかもしれませんよ?
私も今回のアロンソのチャレンジで彼に対する見方が大きく変わりました。アロンソが普通に山手線に乗っていた時以来の衝撃です。
来シーズンはインディカーシリーズへ転向!なんて可能性も大いにあるかもしれませんよ。