2024年を迎え、佐藤琢磨選手の2024シーズンの参戦チームに関して未だに情報はない。
年を超えての契約発表はこれまでもあって、2013年にAJフォイトレーシングに加入した時は1月10日の発表だった。
1月5日現在で、ホンダエンジンユーザーですべてのシートが埋まっていないのは以下のチーム。
【ホンダエンジンユーザーチームの空席シート】
デイルコインレーシング(2台) #18 #51
アンドレッティグローバル(1台?) インディ500のみ
レイホールレターマンラニガン(1台?) インディ500のみ
ここまでの情報を整理すると、インディ500用ショートプログラムのエンジンはまだ1基残されている状況で、そのプライオリティはアンドレッティ・グローバルにあるとされている。
しかし、昨年は4台をフル参戦させ、インディ500は5台体制であったアンドレッティ・グローバルは2024年のフル参戦をハータ、カークウッド、エリクソンの3台として、インディ500のみマルコ・アンドレッティが加わること以外の発表はない。
一方で昨年は3台をフル参戦させて、インディ500にはキャサリン・レッグを走らせたレイホールレターマンラニガン・レーシング(RLL)。2024年はフルシーズンをレイホール、ルンガー、フィッティパルディの3台として、インディ500へは4台目参戦の意思を表明しつつも。まだ具体的な発表はない状況。
昨年の終盤2レースでRLLから出走したユーリ・ビップスはオーバルレース未経験で、インディ500のスポット参戦は考えられず、オーバル経験豊富なドライバーを求めていることは明白。しかし、インディ500のショートプログラムエンジンの優先使用権を持つアンドレッティに何も動きはなく、RLLは状況を静観か。
デイルコインレーシングは2台ともシートは未発表。昨年10月にチームマネージャーにベテランのミッチ・デイビスが加入するも、エンジニアリング体制などの補強の情報はない。
佐藤琢磨選手が3チームのいずれに加入することを想定すると、いずれの3チームも過去に在籍。アンドレッティは昨年2023年もインディ500へのスポット参戦を佐藤琢磨に打診している。まだ、エンジンの優先権を手放していないところから、何かを画策していることはうかがえる。
RLLが2023年1月にチームのインディカーとIMSAプログラムを統括するCOOとして、HPD(ホンダレーシングデベロップメント)の元副社長で、この2年間はチップガナッシレーシングでIMSAプログラムを担当していたスティーブ・エリクセンを起用。2023年インディ500ではインディ500予選落ちという屈辱を味わい、その立て直しとして佐藤琢磨起用は、長年のつながりを考えれば十分にありうる話。
2022シーズンに佐藤琢磨を起用したデイルコインは琢磨の継続起用を希望していた。新人若手ドライバーとベテランドライバーの組み合わせを好むデイルコインは共同オーナーのリック・ウェアとともにインディ500での優勝を切望している。
ウェアは2022年のインディ500で予選前からガナッシ4台を相手に常に上位に食い込んでいた佐藤琢磨の活躍を高く評価し、「琢磨はリックウェアファミリーの一員だ」ともコメント。IMSAやNASCARに参戦する自身へのチーム起用も過去にはほのめかしている。しかし、フル参戦するにしても、2022年には在籍していたエンジニアやチームメカニックは次々と引き抜かれてしまい、大きく弱体化したチーム体制へのテコ入れはまだはっきりとは見えてこない。
佐藤琢磨の去就について考えられるのはここまで。
2023年12月12日にホンダレーシング(HRC)は2024年スーパーGT GT500クラスとスーパーフォーミュラの参戦体制については、すでに発表しているものの、2024年1月5日現在で、それ以外に関してはまだ正式発表はない。
チェッカーフラッグ🏁の味を与えてあげたいです。
情報を待ちたいですね!!
アンドレッティは4台同時フルはあり得ないと考えるべきですかねー?
チップガナッシがフル参戦5台に増えたので
する参戦するエンジンはもうありません。
かと言ってインディ500だけのスポット参戦では勝つには難しいでしょうし。。
悩ましいですね。