2024年インディカー・シリーズの開幕まで、まだ2か月余りありますが、インディカーは現地1月10日にインディアナポリスで、メディア向けのコンテンツデーを実施。今シーズン参戦がすでに決定している28人のドライバーが参加しメディアの取材を受けました。
コンテンツデーは2日間に分けて行われ、ウェブサイトやTV局用の写真、プロモーション映像、インタビューなどが実施されます。
初日の午前中の記者会見に参加したドライバーの今年の抱負をご紹介します。
シーズン13年目を迎えるチームペンスキーのジョセフ・ニューガーデン。昨年は念願のインディ500初優勝を含む4勝を挙げながらもランキングは5位。
「忙しいオフシーズンを過ごしてきましたが、開幕へ向けては準備万端です。開幕戦が待ちきれません。シーズン後半はハイブリッドパワーユニットが導入されますが、それも楽しみです。YouTubeのバスブロ企画はもうしばらくお休みします。今シーズンはまずはインディ500での2勝目を狙います。他はそのあとです。」
過去6回のタイトル獲得のチップガナッシレーシングのスコット・ディクソン。2023シーズンはシーズン終盤4レースで3勝を挙げてランキング2位。
「いろいろな記録にかかわる可能性があるのを知っていますが、今は一勝ずつ目標にしていくだけです。たしかに何かが達成されることは喜ばしいことですが、チーム一丸となって勝利を目指していきたいですね。何歳までやるか? まだ、エリオが上にいますからね」
今年はインディ500のみ参戦し、前人未到のインディ500での5勝目を狙うメイヤーシャンクレーシングのエリオ・カストロネベス。
「今年は新たな役職についていろいろ学んでいます。チームはフェリックスとトムという新しいコンビですが、さらに昨年までのパジェノーの蓄積が加わることになります。新たなポジションに立つことになりますが、自分と経験を生かしてチームの競争力を高めていきたい」
アローマクラーレンに移籍後2年目のアレクサンダー・ロッシ。
「昨年1年でチームは大きく前進したと思う。若いマルーカスの加入はチームをさらに活性化させ、ハイブリッドパワーユニットのテストでも彼は素晴らしい仕事をしていた。今シーズンは全レースでTOP6フィニッシュを狙っていきたい。ミルウォーキーが加わってショートオーバルが3レースになるので、自分が比較的苦手としている3レースでもいい結果を残していきたい」
18シーズン目のレイホールレターマンラニガンレーシングのグラハム・レイホール。昨年はインディ500の予選落ちがあるも、シーズン終盤で2回のポールポジションと2位表彰台があって、チームとは新たに複数年契約を結んで7年ぶりの勝利を目指す。
「今年はチームにエンジニアリング面で大きな変更があって、新たにピエトロが加入しますが、彼は様々なレースシリーズでの経験があるので、チームには大いに助けになると思います。2024シーズンを楽しみにしています」
2023年はオーバル5レースに参戦したエドカーペンターレーシングのエド・カーペンター。ロードストリートはルーキーのクリスチャン・ラスムッセンがドライブする。
「クリスチャンは非常に才能あるドライバーで、ベテランチームメイトのリナスとの関係もうまくいっていて問題ないと思います。二人が走りでどのように協力し合うのかが楽しみです。チーム内の体制は昨年同様で行きます。昨年は非常に苦しいシーズンでしたが、オフシーズンの間に多くのことを見直してきましたが、うまく開幕までにはチームを軌道に乗せたいと思います。昨シーズンの終盤はハンターレイに乗ってもらったことも大きな助けになっています。ハイブリッドパワーユニットに関してはまだシミュレーターでしかテストを行っていません。なので、実車を走らせないことにはまだ何とも言えない状況です」
午前の部はここまでで、この後午後のインタビューへ続きます。