インディカーシリーズ、2023年10大ニュース⑦


TV視聴者数がレース中継、ドキュメンタリー共に上昇







インディカー公式が選ぶ、2023年インディカー・シリーズの10大ニュース。
7つ目は「TV視聴者数がレース中継、ドキュメンタリー共に上昇」

多くのスポーツ中継において、全体的にテレビ視聴者数が横ばいか、減少が目立つ中で、インディカー・シリーズは2023年シーズンを通じて目覚ましい数値を記録しました。

待望のTVドキュメンタリーシリーズの「100 Days To Indy」が衛星・ケーブルTV向けの放送局であるCWで放送され、地上波ネットワークTV局であるNBCをメインに放送されたレース中継は軒並み視聴率が上昇し、インディカー・シリーズの注目度が上昇してきていることを証明しました。

シーズン全17レースのレース中継は、2011年以来最も視聴者数を記録したシーズンとなりました。17戦中13レースは地上波ネットワークのNBCで放送され、3レースは衛星放送とCATV向けのUSAネットワークで放送され、トロントでの一戦はNBCの配信プラットフォームであるピーコックで配信されたほか、ピーコックでは全17戦と全てのセッションが生配信されました。

これらはオンデマンドでも配信され、それらすべての視聴者数は3年連続で増加を記録しました。2023年の平均視聴者数(TAD)は132万人で、2008年以来、TAD100万人を超えた昨年の130万人を上回りました。地上波で中継された13レースは昨年比で4%増加しています。

全体の視聴者数の中でもトップを記録したのは、5月の第10 回インディアナポリス500で、地上波のNBCと配信のピーコックで TAD 493 万人の視聴者を獲得しました。TV視聴の支配率は13%で、過去15年間で最高の記録となりました。

レース中継以外にも、第107回インディ500に向けて、ドキュメンタリーシリーズの「100 Days To Indy」が放送され、インディ500のチケットセールスとTV中継での高視聴率獲得につながりました。

「100 Days To Indy」はペンスキー・エンターテイメントとVICEメディアグループが協力して制作。 6話で構成されるドキュメンタリーシリーズでは、シーズン開幕からインディ500へ向けての各ドライバーやチームの動きを裏側から追いかけ、開幕戦でのマクロクリンとグロジャンの接戦、クラッシュ、その後の二人の関係に密着。ロングビーチグランプリでのディクソンとオワードの接触に関するドラマなどをフォローし、シーズン序盤を大いに盛り上げました。

このドキュメンタリーシリーズは2024シーズンも契約される予定となっています。

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