再舗装でスピードアップ、コース外でもヒートアップ
インディカー公式が選ぶ、2023年インディカー・シリーズの10大ニュース。
5つ目は「再舗装でスピードアップ、コース外でもヒートアップ」。
毎シーズン、どのレースでも接戦が展開されるインディカーシリーズ。今シーズンは接戦だけにとどまらずに多くの接触も発生しました。
開幕戦のセントピーターズバーグではポールスタートのグロジャンをマクロクリンが追いかける展開。1回目のピットアウトでマクロクリンがかろうじてグロジャンの前に出るも、2回目のピットストップでは両者はアウトラップで接触してタイヤバリアにクラッシュ。グロジャンはまたしても初優勝を逃し、所属するアンドレッティオートスポーツは4台がアクシデントで全滅しました。
第3戦のロングビーチGP。レース序盤で5位を走行していたディクソンにオワードは不用意に接触。ディクソンはタイヤバリアにクラッシュし、その影響で油圧系統にもトラブルが発生して最下位の27位。このことはシーズン終盤のタイトル争いに大きな影響を及ぼし、ディクソンはオワードを許しませんでした。
第4戦では初優勝を狙うグロジャンと、またしてもマクロクリンのトップ争い。またしても2人はラストピットのアウトラップで交錯。グロジャンが前に出るものの、早めのピットインで燃費セーブを強いられたグロジャンはまたしても初優勝を逃すことに。
第8戦ロードアメリカは28年ぶりの全面再舗装で予選タイムが約4秒もアップ。大幅なグリップアップの影響でアグレッシブな走りが増え、アクシデントも多発。予選前のプラクティスでパワーはグロジャンに幅寄せされて大激怒。さらにそのあとにディクソンと接触してクラッシュしてしまい、さらに激怒。その時点で勝利がないばかりか、シーズンワーストの予選22位に。
怒りの収まらないパワーはNBCでのインタビューで「グロジャンはう○こ野郎だ。顔にパンチしたい」とコメント。
最終戦のモントレーGPの舞台となるラグナセカレースウェイも全面再舗装でポールタイムは5秒もアップ。その影響で、横Gに耐えるためのヘッドレストを追加するドライバーが続出。金曜日のプラクティス1では5回もレッドフラッグが出されたほか、決勝レースでも8回のフルコースイエローが出されて、ピットイン絡みを除いたコース上でのパッシング回数は延べ432回。そのうちTOP10でのパッシング回数は101回、TOP5では36回でした。レース中のペナルティは17件。波乱の中、レース序盤のドライブスルーで後方まで下がったディクソンが混乱の中で追い上げて優勝し、2023年シーズンを締めくくりました。
私がよく人に説明する例は、01年のブラジルでモントーヤがシューマッハをペースカー明けに抜くところです。コーナーで強引にインを取ったモントーヤがシューマッハを押し出して一位にでる所。ミハエルは激怒し、解説の亜久里さんも「滅茶苦茶だ」と痛烈に批判していました。しかし、私目線だと、
①強引に飛び込む→アメリカンドライブの典型
②強引に押し出した→ミハエルからすればどんどん寄せてくるので避けて行ったという方でしょうが、モントーヤに限らずインディドライバーからしたら「アッサリどうぞと道を開けてくれた」と解釈するでしょう。INDYではミハエルのように引かずにゴツゴツやる。そしてやられたドライバーは次の週で抜き返すよりゴツンとやり返す事でお互い舐められない努力をしていると。
ところで、アップしてくださった動画で実況は「never seen will power that’s fired up」と(聞き間違いご容赦ください)言ってましたが、以前からパワーは短気ですよね。
松浦プロが批判してたけどHans投げたり。
ペナルティならないのでしょうか？？松浦プロは罰金制裁喰らった事ありましたけど。
去年のデトロイトでマシンを降りた後、
インタビューでFワード使ったり。
ロードアメリカの中指やインタビューの内容。
いつぞやHans投げたのはテニスでいうラケット破壊ですし。
無線の言葉や口論を偶然カメラが捉えていた事はお咎めなしだけど、カメラに向かって意図的に汚い言葉を使えば松浦プロのように制裁対象にならないのかな？って思います。
グロージャンは嫌いじゃないですよ。何であの暴走族がF1に長居してたんだろう。どうみてもIndy系の走りなのに。でも、流石にもう少しリスペクトすべきとも思います。
松浦プロはTVインタビューで失言があったので罰金になりました。