ディクソンがスピン&ウィンで今季初優勝






【第14戦インディアナポリスGP リザルト】
http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/6128/2023-08-12/indycar-officialracefinalpostings.pdf







【ディクソンが今季初優勝でポイント2位へ】
予選15位だったスコット・ディクソンは後方からのスタートがたたって1周目のマルチカーアクシデントに巻き込まれてスピン。このアクシデントで出されたフルコースイエローで5周目にピットインして23位まで後退。レースは7周目にリスタートし、ディクソンが残りギリギリ2ストップで走れる状況。1回目のピットストップでハードタイヤからソフトやタイヤへ交換したことが結果的に他者へのオーバーカットとなり、全車が1回目のピットストップを終えた27周目にはラップリーダーに。ラスト2スティントを26Lと25Lでつないだディクソンは、燃費走行しながらも全車がラストピットを終えた時点で2位のレイホールに対して6秒強のリード。7年ぶりの初優勝を狙うレイホールが追い上げて背後まで迫るも、0.5秒差のマージンでディクソンが逃げ切って今季初優勝のキャリア54勝目を記録。これでディクソンは19シーズン連続での勝利となり、ドライバーズポイントでも2位に浮上しました。ディクソンのスピンからの優勝(スピン&ウィン)は1985年のダニー・サリバン以来となります。

【タイヤチョイスに苦しんだレイホールは2位に終わる】
7年ぶりのポールポジションから7年ぶりの勝利を狙ったグラハム・レイホールは新品ソフトタイヤでのスタートをチョイス。定石通りに24周目まで引っ張って1回目のピットストップ。ここで、5周目にピットインしていたディクソンとグロジャンにアンダーカットされて3位へ。2スティント目もハードタイヤだったグロジャンの前に出て2位へ。しかし、予選でソフトタイヤ1セットをロックさせていたレイホールは決勝レース4スティントで2セットしかソフトタイヤが残っておらず、レース中盤に2スティント連続でハードタイヤを選択したこともあって、ソフトタイヤを履き続けるディクソンとの差を詰めることができませんでした。最終スティントはソフトタイヤで行ったもののプッシュトゥパスの残り時間もディクソンが有利で、最後はコンマ5秒差まで追い詰めるものの逆転優勝はなりませんでした。

【ニューガーデンはポイント3位に後退】
84点差でパロウを追いかけていたジョセフ・ニューガーデンは予選で失敗して25位スタート。この後方スタートが致命的な状況を生みだし、1周目のマルチカーアクシデントに巻き込まれて1周遅れの26位まで後退。幸いにもサスペンションなどにはトラブルはなかったものの、あいにくフルコースイエローがその後は1回もなく、ラップバックのチャンスを得ることはできす。最終的に2周遅れの25位フィニッシュでポイントも3位に後退しています。

【パロウが103点差でリード】
チャンピオン争いは残り3レースでアレックス・パロウが101点のリード。次回の第15戦ゲートウェイが終了した時点でパロウのリードが108点以上になった時点で、アレックス・パロウの2回目のチャンピオンタイトルが決定します。アレックス・パロウはいまだにオーバルでの勝利はありません。インディカーシリーズではこれまでの17年間最終戦までチャンピオン争いが持つれ、昨年は5人が最終戦までタイトル争いを展開しました。







【ポイントシステム】
優勝で50点、以下は下表の通り。
ポールポジションに1点。
ラップリーダーに1点。
最多ラップリーダーに2点。
フルマークは54点。

しかし、最後尾の27位でも5点が入るので、
1レース辺りの最大点差は49点から45点差ということになります。







【次回は今季最後のオーバルレースのゲートウェイ500】
GAORA SPORTS他、配信プラットフォームで
8月27日日曜日深夜4:30(月曜早朝)から生中継!
https://gaora.co.jp/motor/3652800https://gaora.co.jp/bros/https://skyperfectv.co.jp

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