第107回インディ500予選1日目はローゼンクイストが最速、琢磨は7位で2日目のTOP12予選へ進出






【第107回インディ500 5日目 予選1日目】
気温16度~18度 路面温度28度~42度 湿度

【予選1日目リザルト】
http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/6202/2023-05-20/indycar-officialqualsfinalpostings-quals-day1.pdf

【ローゼンクイストが最速】
現地午後4時過ぎに2回目とアテンプトを行ったフェリックス・ローゼンクイストは4周平均233.947mphを記録し、インディ500史上3番目の速度で予選1日目のトップとなりました。これを超える速さは昨年のポールポジションのスコット・ディクソンの234.048mphと1996年にアーリー・ライエンダイクが記録した236.986mphだけということになります。ローゼンクイストはシリーズ第2戦のテキサスでもポールポジションを獲得していて、オーバルで速さを見せています。
 
【アローマクラーレンが上位を占拠】
2番手は233.528mphを記録したアレクサンダー・ロッシで、チームで1-2独占。このインディ500でインディカーを引退するトニー・カナーンが233.347mphで6番手、オワードは233.252mphで8番手につけて4台全車が予選2日目に進出しています。







【佐藤琢磨は7番手】
出走順が25番目となって、12:51に気温が高い中での1回目のアテンプト。232.857mphで暫定6番手につけるも、その後は後続が前に出て暫定8位まで後退。15:50に2回目のアテンプトを行い、233.322mphで5番手に浮上。ローゼンクイストとカナーンに前に出られて、最終的には7位で2日目を終えました。

【佐藤琢磨選手のコメント】
本当は最初のアテンプトではもっといい位置に行きたかったのですが、タイヤが4周目まで持たなくて苦労しました。2回目のアテンプトではだいぶ車が良くなっていたのですが、最終的に7位でしたね。もう少し上に行きたかったですが、とりあえず最低目標のTOP12には入ったので良かったです。チームもデータが取れましたし、しっかり解析して今夜は作戦を練りたいです。明日はチーム内では2番目の出走なので、最初に走るエリクソンのフィードバックをうまく生かしてTOP6を狙いたいと思います。







【レッグが女性史上最速に】
レイホールレターマンラニガンレーシング(RLL)から参戦するキャサリン・レッグは自己ベストラップでは231.627mphを記録して、シモーナ・デシルベストロの 230.201mphを抜き、4周平均速度では231.070mphを記録して、サラ・フィッシャーの229.439mphを塗り替えて、ともに女性としてのインディ500最速新記録となり、30番グリッドを獲得しました。

【史上最速ルーキー】
AJフォイトレーシングのベンジャミン・ピーダーセンは233.297mphの自己ベストラップを記録してルーキー最速ラップ記録を塗り替えました。4周平均では232.739mphを記録して、トニー・スチュアートが1996年に記録した232.739mphに続く史上2番目となっています。

【AJフォイトレーシングが躍進】
サンティーノ・フェルッチが233.147mphで9番手。ルーキーのベンジャミン・ピーダーセンが11番手でチーム2台がTOP12予選へ進出







【史上最多のアテンプト回数】
6時間50分にわたって行われた予選セッションではクラッシュも発生せず、気温も16度から18度と安定したこともあって、史上最多となる84回のアテンプトが行われました。これまでの記録は2019年の73回でした。


【エイベル・オータースポーツが予選通過】
今回のインディ500のみ参戦のエイベル・モータースポーツとRCエナーソンは出走16番手で231.129mphを記録。その記録でそのまま29番グリッドを獲得し第107回インディアナポリス500への参戦が決定しました。

【83年ぶりのアルゼンチン人ドライバー】
アルゼンチン人のアウグスティン・カナピーノが27位で予選通過。アルゼンチンドライバーとしては1940年のラウル・リガンティ以来83年ぶり。


【5月22日(日)予選2日目の予定】 
11:30ー12:30 TOP12・プラクティス
12:30-13:30 ラストチャンス・プラクティス
14:00-15:00 TOP12・予選
16:00-17:00 ラストチャンス・予選
17:15-17:45 TOP6・予選 
       ポールアワード受賞式

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