第107回インディ500予選2日目、アレックス・パロウがポールポジション、佐藤琢磨は悔しさが残る8番手






【第107回インディ500 予選2日目】
気温24度から26度 路面温度38度~51度 湿度40% はれ

【プラクティス2 リザルト】
http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/6203/2023-05-21/indycar-results-p7.pdf

【TOP12予選リザルト】
http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/6204/2023-05-21/indycar-results-quals-poleday-top12.pdf

【ラストチャンス予選リザルト】
http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/6205/2023-05-21/indycar-quals-results-LastChance.pdf

【FAST6予選リザルト】
http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/6206/2023-05-21/indycar-results-quals-poleday-fast6.pdf

【予選最終リザルト】
http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/6206/2023-05-21/indycar-results-quals-poleday.pdf

【アレックス・パロウが逆転ポールポジション】
予選初日は3位、予選2日目のTOP5予選では4番手だったアレックス・パロウが予選上位に居座り続けたアリーマクラ―レンの2台を退けてポールポジション獲得しました。インディ500でのポールポジションはキャリア初で、スペイン人としては史上初となりました。チップガナッシレーシングは3年連続でのポールポジション獲得となりました。パロウは去年のインディ500では予選2番手のフロントロースタート。レース序盤の45周をリードしながらも2回目のピットストップ間際にイエローとなってピットがクローズなり、止むなくピットインしたうえでドライブスルーのペナルティを科せられて後退。最終的には順位を上げて9位フィニッシュしています。インディアナポリス昨年は予選は6位で2位フィニッシュ。

【史上最速ポールポジション】
昨年のスコット・ディクソンが26年ぶりに記録更新した 234.046mphをパロウが234.217mphで上回り史上最速ポールスピードを更新しました。フロントローの3台すべてが昨年のポールスピードを上回っています。

【佐藤琢磨は予選8位】
予選1日目を7位で通過した佐藤琢磨は、予選2日目の朝のプラクティスで235mph台のビッグスピードを記録。しかし、タイヤのドロップは大きく、軌道修正を余儀なくされる。TOP12予選では5番目の出走となる琢磨の2台前にはチームメイトのエリクソンの出走あり、その時の情報をセッティングの微調整に反映させることができる状況。担当エンジニアのエリック・カウディンはこれまで琢磨と人三脚でレースカーのセッティングを煮詰め、その最終形でTOP6入りを狙う予定だった。琢磨はTOP12予選では最終的に8位で終わって、3列目ミドルグリッドを獲得。悔しさが残る予選結果となった。

【佐藤琢磨選手のコメント】
悔しいですね。TOP6入りたかったですが届きませんでした。スピードが足りなかったです。4台ともリアウイングの角度が違ってアレックスの方がダウンフォースがあるんですが、その他のバランスの違いもあって、その部分にはベストを尽くしましたが、思うような結果にはなりませんでした。決勝に向けては予選までの3日間で色々と得られるものがあったので、これをこの後のプラクティスでさらに進めてレースに集中します。エンジニアのエリック・カウディンはこれまで自分たちが煮詰めて来たギリギリまでダウンフォースを削ったセッティングで行きたかったようでしたが、結果的にチームメイトの情報が入って、そのまままで行くことを躊躇した形になりました。それは難しい決断でした。予選結果を受けてエリックは自分自身を責めていましたが、自分としてはその判断は間違いではなかったと思います。







【史上最速の予選スピード】
予選通過33台の平均速度は232.184mphは、昨年の231.023mphを上回る史上最速記録に。

【ビーケイが3年連続フロントロースタート】
リナス・ビーケイは234.211mphで予選2位のフロントロースタート。一昨年と昨年の予選3位に続く3年連続のフロントロースタート。ポールシッターのパロウとのスピード差は0.006mphで史上2番目の僅差となります。史上最少差は2012年のライアン・ブリスコーとジェイムス・ヒンチクリフの0.004mph差でした。







【史上最少差のフロントロー】
フロントロー3台の速度差は0.103mphで史上最少となりました。これまでは2016年のヒンチクリフ、ニューガーデン、ハンターレイによる0.112mphでし

【グラハム・レイホールが予選落ち】
今回は34台のエントリーがあって予選落ちが1台発生。31番グリッドから33番グリッドまでの3つの席をめぐって4台が争う構図に。そのうちの3台はレイホールレターマンラニガンレーシングの3台で、最終的にはチームオーナーの息子であるグラハム・レイホールがチームメイトのジャック・ハービーにバンプされて予選落ちに。予選アテンプトではウェイトジャッカーにトラブルが発生して車高の制御が不能になり、229.159mphで33番手にはいるも、セッションギリギリのところでハービーが0.007mph上回ってグラハムをバンプアウト。奇しくも父親のボビー・レイホールは30年前の1993年インディ500で予選落ちを喫し、レイホール家にとっては悪夢の30周年に。







【5月23日(月)の予定】
13:00-15:00 プラクティス

2件のコメント

  1. 8番手で「思うような結果ではない」というと、決勝はもっと速いだろうと期待してます!

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