カークウッドがポールトゥウィンでキャリア初優勝






【第2戦ロングビーチGPリザルト】http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/6139/2023-04-02/indycar-officialraceresults.pdf







【カークウッドがポールトゥウィンで初優勝】
インディカー参戦2年目でアンドレッティオートスポーツから参戦するカイル・カークウッドがポールトゥウィンでキャリア初優勝しました。53周の最多ラップリードも記録してフルマークとなる54ポイントを獲得。予選でもキャリア初ポールポジションとなったカークウッドは、ソフトタイヤでのスタートを選択。1回目のピットストップも先頭でピットアウトするものの、ステイアウトしていたカナピーノにリスタート後に引っかかり、ニューガーデンにリードを許して2位へ後退。しかし、ハードタイヤの持ちを生かして、ソフトタイヤを早く消耗させたニューガーデンよりも3周ピットインを遅らせることでオーバーカット(クリアラップを引っ張ってラップタイムを稼ぐこと)を成功させてラップリーダーへ復帰。1回目のイエローでのピットタイミングが2ストップで行くには若干早かったために、レース終盤は全車が燃費走行を余儀なくされ、2位にいたチームメイトのグロジャンも攻撃を仕掛けることが最後までできず。カークウッドはそのままレースをリードしてチェッカードフラッグを受けました。
「この2年間で最も穏やかな日でしたが勝利につながって最高の日になりました。昨日のポールポジション獲得でも最高の気分でしたが、今はそれを超えました。今日の結果はアンドレッティチーム全体で力を合わせた結果です」とカークウッドはコメントしています。
インディカーシリーズ初優勝者は2021年インディGPでのリナス・ビーケイ以来になります。
カークウッドはこの優勝でポイントでは20位から一気に5位へ浮上しています。

【アンドレッティ1-2】
ロマン・グロジャンが2年連続で2位フィニッシュしたことで、アンドレッティオートスポーツは1-2フィニッシュ。チームの優勝は2022年7月のインディGPでのロッシ以来で、チーム1-2は2020年ミッドオハイオでのハータ、ロッシ、ハンターレイによる1-2-3フィニッシュ以来となります。予選3位のグロジャンはしばらく3番手に付けるも、25周目のリスタートでオワードがターン8でスピンした時に前にいたエリクソンの前に出てカークウッドのすぐ後ろへポジションアップ。レース終盤では150秒以上ものP2Pを残すものの、燃費走行を強いられて使うことができず、そのまま2位でフィニッシュしています。

【3位エリクソンがポイントリーダーへ復帰】
予選2位のエリクソンは1回目のピットストップでニューガーデンに前に出られて1ポジション後退。その後のリスタート直後のオワードのスピンに巻き込まれて8位まで後退。その後は、ロッシ、マクロクリン、ハータ、ニューガーデンの前に出て3位まで浮上。そのまま3位フィニッシュし、開幕戦の優勝以来の表彰台。これでオワードを15ポイント引き離してポイントリーダーに返り咲きました。

【ホンダがTOP5独占】
予選7位だったコルトン・ハータが4位フィニッシュしてアンドレッティ3台がTOP4に入ったほか、予選4位のアレックス・パロウが5位フィニッシュしてアメリカホンダの拠点が近くにある地元レースでホンダ勢がTOP5を独占。シボレー勢での最上位は予選13位だったウィル・パワーの6位。パワーはオワードのスピンをうまく抜けて8位へ一気に浮上。レース終盤では燃費セーブのニューガーデンとサスペンショントラブルのロッシのが後退した結果、8位から2ポジションアップして6位へ。

【ロングビーチが初優勝】
ロングビーチGPがインディカー初優勝となったのは、今回のカークウッドの他に、ポール・トレイシー。ファン・パブロ・モントーヤ、佐藤琢磨、マイク・コンウェイ。

【ディクソンが最下位】
予選5位だったスコット・ディクソンはオワードな強引なパッシングでターン8でタイヤバリアに刺さって24位へ後退。その後もレースを続けて21位まで上がるも油圧トラブルでガレージへ。先に接触でガレージに戻っていたアウグスティン・カナピーノは修理してレースに復帰し、ディクソンよりも多くの周回数を走行したために、ディクソンは最下位の27位に終わっています。ディクソンにとっては2017年インディ500での32位以来のワースト順位となります。



【#27@ロングビーチ】
アンドレッティオートスポーツのカーナンバー27はロングビーチGPラスト5レースで3勝とポールポジション3回。

【延べ253回】
コース上のパッシング数は延べ253回でロングビーチGPでは2009年以降で最多数。

【カナピーノ】
2回目のフルコースイエローでステイアウトしたためにキャリア初のラップリード3周を記録。

【指定席は完売】
土曜日の夜の時点で日曜日の指定席は完売に。

【第4戦アラバマGPは4月30日(日)深夜4時生中継】
GAORA SPORTS他、各配信プラットフォームなどでも生配信。
コメンタリーは村田晴郎さんと武藤英紀さん。
https://www.gaora.co.jp/motor/3652800





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