ニューガーデンがテキサス2年連続優勝






【開幕戦セントピ―ターズGPリザルト】http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/6139/2023-04-02/indycar-officialraceresults.pdf

【ニューガーデンが2年連続でテキサス優勝】予選4位で2列目アウトサイドスタートのジョセフ・ニューガーデンが123周をリードし、テキサスでは2年連続となる今季初優勝、キャリア26勝目を記録しました。ニューガーデンは3周目にはラップリードを奪ってレースを席巻。後半はオワードやパロウにリードを譲るも、残り12周のリスタートからはパロウをかわしてオワードとのサイドバイサイド状態となり、残り2周でオワードの前に出た時点でグロジャンのクラッシュでイエローに。レースはそのままフィニッシュとなっています。

【2レース連続で2位のオワード】ニューガーデンに次ぐ91周をラップリードし、ラスト8周ではニューガーデンとサイドバイサイドを繰り返すも、ニューガーデンが前に出た時に不運にもイエローでレースは終了。開幕戦に続いての2位フィニッシュとなりました。レース後のインタビューではあのまま最後までレースが続いていれば勝てた可能性が大きかったとコメント。しかし、2レース連続2位フィニッシュでポイントリーダーとなっています。







【26回のリードチェンジ】250周のレースでは8人のドライバーによって26回のリードチェンジ。これは、スタート/フィニッシュライン通過時の順位変動で、コース1周で複数回入れ替わっているケースはカウントされていません。コース上での全オーバーテイク延べ回数は1070回で、昨年の609回を2倍近くい上回っています。

【佐藤琢磨選手は28位DNF】
プラクティス1は8位。予選は6位。ファイナルプラクティスは3位と、トップスピードではいい位置につけていたものの、フルタンクでの60周近い走行が必要とされる決勝レースではロングランでのハンドリングバランスが重要。琢磨選手はロングランでリアタイヤの消耗を考慮したセッティングでスタートするも、そのセッティングが芳しくなく、アンダーステアに苦しめられて13位まで後退。アイロットを抜いて12位で上がり、前方集団がペースダウンして相対的に前に追いつき始めた中、大幅にペースダウンしてきたウィル・パワーをアウトサイドから抜こうとした所で、パワーは更にアウトサイド側へスライドしてしてしまい、押し出される形でタイヤかすの散乱するエリアに突入してしまい、そのままアウトサイドウォールに接触してスピン。今回のレースカーは次回のインディ500用のプライマリーカー。

【佐藤琢磨選手のコメント】
レース序盤は少し大事に行き過ぎました。ロングランでのリアタイヤに負担を考えたセッティングにしましたが、レース序盤はアンダーステアに苦しみました。30周過ぎからは周りはペースが落ちてきて、自分はいいペースを維持できていたので前に追いつき始めていました。そのタイミングで前にはかなり苦労しているウィル・パワーが見えてきて、スピード差があったのですが、タイミングが悪いことにターン1でパワーに詰まる感じになりました。こっちはアウトから前に出ようとしましたが、パワーもふらふらしながらアウトに寄ってきてしまって、そのまま自分が押し出されるような形になってタイヤかすを踏んでコントロール不能になりました。1スティント目を走り切ってバランスの傾向を掴んでから、徐々にアジャストする予定でした。ちょっと不運でした。チームは本当にすばらしい仕事をしてくれて車を作ってくれたので、本当に申しわけなく思っています。次のインディ500へは事前にオープンテストもあるのでしっかり準備していきたいと思います。







【明暗を分けたアローマクラーレン】
オワードは2位フィニッシュしたものの、ポールスタートだったフェリック・ローゼンクイストは単独クラッシュで26位DNF。予選3位だったアレクサンダー・ロッシは1回目のイエロー中のピットアウト時にピットインしてきたカークウッドと接触してレースカーを破損。修理してレースに復帰するものの、ロッシはピットアウトに関してカークウッドの進路を支障したアンセーフリリースのドライブスルーペナルティも課せられて、7周遅れの22位に終わています。テキサスではローゼンクイストは自身3回目の20位以下のフィニッシュ。ロッシにとっては3年連続4回目の20位以下のフィニッシュ。

【The Biggest Mover】
予選26位のリナス・ビーケイは15ポジションアップで11位フィニッシュ。

【わかれたピットストップ回数、6回のニューガーデンに対してパロウは4回】
リードラップ8台の中では優勝したニューガーデンは6回のストップで最多ピット回数。2位のオワード、ディクソン、マクロクリンが5回。1回ステイアウトしたパロウと、入り損ねたマルカスは4回。パロウはニューガーデンとオワードよりも25周も前にタイヤ交換をしていて、最後は二人に及ばずに3位フィニッシュ。







【スティングレイ・ロブ】
ルーキーのロブはキャリ初のラップリードを記録。116周目の1周。

【5回のイエロー】
開幕戦に続いて2レース連続で5回のイエロー。

【ラップリーダー】
開幕2レースでのラップリーダーは14人。2レース共にラップリードを記録したのはディクソン、グロジャン、オワードの3人。

【ロングビーチGPは4月16日(日)深夜4時生中継】
GAORA SPORTS他、各配信プラットフォームなどでも生配信。
コメンタリーは村田晴郎さんと松浦孝亮さん。
https://www.gaora.co.jp/motor/3652800

2件のコメント

  1. 私、短気なので、絶好調の琢磨さんがこうなると、ほぼ毎回自分もDNFします。
    今回はDNF後もイライラしたのでのピカチュウ人形に当たり散らしました。
    2018の500では帰ろうとしたら周りの人達が慰めてくれたので暑い中完走しました。
    あの時もそうですが、今回も貰い事故同然で腹が立ちます。オーバルで極端に遅い車をピットに入れないのは大変危険。即席チーム即席スタッフならいざ知らず、ペンスキーほどのチームが何故あのような事をしたのか理解に苦しみます。
    オフィシャルにもブラックブラック出す勇気持ってほしいです!

    最後まで見てない自分が悪いのですが、予選後の琢磨さんのインタビューはレース後とかにフルで流したのでしょうか?実はレース前から「今回は確実に琢磨さんの話は長いだろうからGAORAはレース前に流し切れるかな」と心配してたのです(笑)
    せっかく毎回素晴らしい番組を作ってくださってるのに最後まで観ずに申し訳ありません。日を改めてリスタートします。

    長文ですみません。
    1. いっくんへ。
      今回のアクシデントは完全にレーシングアクシデント。
      誰のせいでもありません。
      アイロットはしっかりかわしています。
      琢磨選手のレース前インタビューに関しては録画されたものか再放送をご覧くださいませ。

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