100%再生可能燃料が開幕戦で実戦デビュー






インディカーはシェルが提供する100%再生可能燃料を2月に開催された合同テストで初の実車テストを実施し、今週末に開催される開幕戦で実戦デビューさせます。この新しい燃料を使用することにより、化石燃料であるのガソリンを使用した場合と比較して約60%の温室効果ガスが削減されるとしています。



新たな燃料はサトウキビの搾りかすから生成されたバイオエタノールと、新たな燃料規格において100%再生可能燃料と規定される原料から生成された次世代バイオエタノールが混合されたものとなります。



次世代エタノールはシェルとブラジルのバイオエタノール製造会社のコザン(Cosan)社が共同出資して2011年に設立したライゼン(Raízen)社によって供給されることになります。ライゼン社はサトウキビを原料とするエタノールを製造する世界最大の企業であると同時に世界で初めて次世代エタノールの商業生産を行う企業となっています。



この新規格の燃料を導入するにあたって、インディカーへエンジンを供給しているシボレーとホンダも開発に協力してサンプル燃料によるベンチテストを実施。その結果、エンジン出力や燃費などのパフォーマンスに全く影響することなく従来通りにレースが実施できるとしています。



2月にカリフォルニアで実施された合同テストにおいて、新燃料は参加27台が使用し、2日間のテストで延べ7,851.52マイル (2,560周)の走行距離が記録されましたが、燃料に関するトラブルの発生は1件もありませんでした。



この新燃料は今週末にフロリダのセントピーターズバーグ市街地で開催される開幕戦で初めて実践投入されます。








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