第3戦ロングビーチGP リビュー


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【ニューガーデンが2勝目】アウトサイドポールスタートだったチームペンスキーのジョセフ・ニューガーデンが85周中32周の最多ラップリードを記録して優勝。これで第2戦テキサスに続いて2連勝となりました。キャリア22勝目でロングビーチでは初優勝。ニューガーデンの連勝は2017年12戦トロント13戦ミッドオハイオ以来。これで、ニューガーデンはオーバルのテキサスとストリートのロングビーチを制したことになり、あとはロードコースイベントを制すれば100万ドルをかけた「PeopleReady Force for Good Challenge」を達成することになります。次戦第4戦はロードコースのアラバマGPです。ニューガーデンは1回目のピットストップでポールシッターのハータの前でピットアウトしたものの、3周前にピットインしていた3番手のパロウにオーバーカットされて2位でハードタイヤの2ndスティントへ。ラストピットではパロウをオーバーカットしてラップリーダーへ。2位に上がったグロジャンの攻撃を度々受けるも抑えきってフィニッシュ。これでポイントリーダーに立ちます。



【チームペンスキーが3連勝】昨シーズンは初優勝まで10レースを要したチームペンスキーにとっては3連勝。チームペンスキーの開幕3連勝は2012年シーズン以来の10年振り。同一チームの開幕3連勝は2020年のチップガナッシ以来です。そして、チームペンスキーでは開幕3レースでいずれも2人以上のドライバーがTOP4に入っています。



【グロジャンがキャリアベストタイの2位】予選6位だったアンドレッティオートスポーツのロマン・グロジャンがキャリアベストタイとなる3回目の2位フィニッシュで、去年のラグナセカ以来の4回目の表彰台となりました。レース中盤までグロジャンは6位にいましたが、燃費走行でペースが上がらないディクソンとクラッシュしたハータの前に出て4位へ浮上。その後のリスタート直後に単独クラッシュしたエリクソンを抜いて3位へ。手持ちのP2P15秒を全部使い果たしてパロウをオーバーテイクして2位へ。その後はレースリーダーのニューガーデンに並びかけたものの捉えるまでには至らず2位でフィニッシュとなりました。



【ポールスタートのハータはDNF】去年のロングビーチGPウィナーでカルフォルニア州でのイベントでは3連勝中のコルトン・ハータはキャリア8回目の今季初ポールポジション。ロングビーチでは父のブライアン・ハータもポールポジションを獲得していて、マリオとマイケルのアンドレッティ親子以来の親子ポール獲得となりました。ポールから飛び出したハータは1回目のピットストップまでに2位のニューガーデンに2秒以上もの差をつけるも、その1回目のストップでピットボックスを間違えてタイムロス。ニューガーデンに前に行かれただけではなく、3位にいたパロウにはアンダーカットされて3位へ後退。これで完全に冷静さを失ったハータはバックストレッチのブレーキングをミスしてウォールにクラッシュ。28周をリードしたもののDNFで23位に終わっています。







【ソフトタイヤとハードタイヤ】今回のレッド(ソフト)タイヤは開幕戦セントピーターズバーグと同じ仕様で、去年のタイヤと比較してグリップを向上させた代わりに耐摩耗性を犠牲にしています。チップガナッシレーシングでディクソンのストラテジストを担当するマイク・ハル氏の解説では、今年のレッドタイヤはブラックタイヤの60%での距離しか持たないとコメントしています。そのために、昨年の秋のロングビーチGPではレッドタイヤメインの作戦がほとんどでしたが、今年はブラックタイヤメインが大勢を占めています。







【パロウは3位】チップガナッシレーシングのアレックス・パロウはラスト19レースで10回目の表彰台。



【10位のカークウッドがルーキー最上位】AJフォイトレーシングのカイル・カークウッドが予選14位から10位フィニッシュし、今回ではルーキー最上位となるキャリアベストリザルト。AJフォイトレーシングの最後の優勝は2013年ロングビーチで、佐藤琢磨選手のキャリア初優勝の時でした。



佐藤琢磨選手は17位DNF】予選まで全く良い所が無かった琢磨選手は今季予選ワーストの23位。デフランチェスコの6グリッド降格ペナルティの結果、22番グリッドからハードタイヤでのスタートに。レッドタイヤの持ちが悪かったこともあって、1回目のストップを30周目まで引っ張って、ピットアウト後には14位までポジションアップ。レース中盤にはパジェノーとの接触もあってアンダーウイングを損傷。ハンドリングバランスの悪化に苦労したこともあって最後は安定性の高いハードタイヤを選択。しかし、ラスト10周を切ったフルコースイエローで新品レッドタイヤに交換して勝負を仕掛けてきたリナス・ビーケイとのバトルでタイヤかすを踏んでしまってタイヤバリアにクラッシュ。最終的にはスタートポジションから5つあげての17位フィニッシュ。「最後はフレッシュタイヤのビーケイとのバトルでタイヤかすを拾ってしまってどうしようもなかったです。何台かコース上でもパスできましたし、作戦も考えられる中ではベストで、13位まで上がれてもう少しでTOP10でしたけど、最後は残念でした。ホントは最後は新品レッドで行きたかったですけど中盤のパジェノーとの接触でダメージを受けてしまってダウンフォースもなくなってしまって、レッドタイヤはバランスが悪くなりすぎてどうしようもありませんでした。次のアラバマは開幕前のテストでチームメイトのマルーカスが良かったので楽しみにしています」と琢磨選手はコメント。







【IMSオープンテスト】4月の20日21日にインディアナポリスモータースピードウェイでインディ500へ向けた術上全チームが参加するオープンテストが行われます。

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