今年のバンプデーでの3つのシーン

土曜日の予選初日バンプデーは17時50分の終了時刻に向けて3つのドラマがありました。

【①TOP9争い】
ポールポジションの獲得権が残るTOP9に何とか食い込もうとダニカ・パトリックとアレクサンダー・ロッシが対決していました。

逆転TOP9入りを狙うロッシ最後のアテンプト中の速度がどんどん落ちてゆくのを見たチームオーナーのマイケル・アンドレッティがピットボックスをこぶしでガンガン叩いていました。

何とかスカイプリポートでその様子をお伝えできましたが、国際映像にはそのシーンは無かったので世界中で日本だけがそのマイケルがいらだつシーンを放送しています。本当はだいぶ前からそのシーンを現場から送っていたのですが、なかなかワイプを切ってもらえずに現場では相当わじりました。

【②バンプアウト合戦】
33台以内に入れるかどうか決勝レース進出をかけた戦いも熾烈でした。

Jヒンチクリフの空気圧センサーのトラブルが無ければ、ヒンチがクオリファイして、ジェームズ・デービソンがバンプアウトされていたでしょう。

Pマンの最後のアテンプトはグリーンフラッグが振られたのが時間切れのたった30秒前だったので、Pマンがウェーブオフしたとしてもヒンチにはすでにチャンスはありませんでした。

ヒンチはコナー・デイリーにバンプアウトされた終了18分前になってあわててLINE2からLINE1に切り替えましたが、その時にはすでにPマンがLINE1の前にいたために、その判断が結果的に大きく影響しました。
もっと早くLINE1に並び、Pマンの前に出ていればタイヤセンサーのトラブルがあったにしてもヒンチにはもう1回順番が回ってきたことになります。

【③高みの見物のニューガーデン】
とっくにTOP9入りは確定させておきながら、上の2つのドラマをピットウォール上から高みの見物をしていたジョセフ・ニューガーデン。ヒンチがピットインしてきて現地ABCがCMに入ったタイミングを見てインタビューしてみました。

私は片耳に現地ABCの中継音声を聞いていたのですが、GAORAスタジオには国際映像用の別コメンタリーが来ていたようで、その国際映像はCM無しで実況がノンストップでしゃべっていて、そのタイミングが現地CM中であったことがわからなかったようです。

TOP9入りがほぼ確定したドライバーはエアコンが効いた部屋などに戻ってTV中継を見ることが多いのですが、ニューガーデンだけはピットで見ていました。

ABCの国内中継では常に画面左上に残り時間が出ていましたが、国際映像にはそれがありませんでしたね。せっかくスピード表示がkphからmphに戻ったのに残念でした。

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