ダン・ガーニー
このインディ500にAJフォイトの3台目としてエントリーすることになったアレックス・タグリアーに。そのレースカーはAJフォイトのライバルでもあり親友でもあるダン・ガーニーをたたえたデザインになっています。
ガーニーが1968年にインディ500で2位フィニッシュしたときのレースカーがモチーフになっています。
ダン・ガーニーは1931年生まれの83歳で、かつてはレースドライバーとして活躍し、その後は「オールアメリカンレーサーズ(AAR)」を興してチームオーナーとなり、オリジナルレースカーの「イーグル」を制作してインディカーやF1で成績を残しています。
ドライバーとしてはインディカー、F1、NASCAR、Can-AM、ルマン24時間レースで優勝し、インディとF1とNASCARの三つで優勝した最初のドライバーになりました。ほかにこの三つを制しているのはマリオ
アンドレッティとJPモントーヤだけです。
インディ500では1968年69年の2位が最高でした。
その他で有名なのは、「ガーニーフラップ」の発明です。ウイングの後端やボディーなどに装着するL字型の小さなパーツで、ドラッグをさほど増加させずにダウンフォースを向上させるとしてあらゆるレースカーに採用されています。カーニーフラップはインディカーでは”ウィッカービル”とも呼ばれています。
1967年のルマン24時間レースでは1か月前にインディ500で優勝したばかりのAJフォイトと組んで2人でフォードGT40を走らせで総合優勝しています。ただし、背の高いガーニーは座高がAJフォイトよりもはるかに高く、ヘルメットをかぶった頭が天井につっかえるために、天井をドーム状にくりぬいて頭のでっぱりを解消していました。
http://en.wikipedia.org/wiki/Dan_Gurney (ウィキペディアより)
1968年のF1ドイツグランプリでは初めてフルフェイスヘルメットをかぶったレースカードライバーになっています。
こうやって、インディ500でレジェンドを称える企画は歴史と伝統のインディ500らしい雰囲気がありますね。