今シーズンも予測不能の状況の中で開幕を迎えるインディカーシリーズ。
NASCARカップ7回チャンピオンのジミー・ジョンソンのフル参戦。最年長ドライバーのエリオ・カストロネベスがインディ500での5勝目を狙って、元チームメイトでインディ500チャンピオンのシモン・パジェノーと同じチームでフル参戦で復帰。2年目のアレックス・パロウとタイトル獲得。6人ものルーキーのデビュー。新たな女性ドライバーの挑戦…。
2022シーズンは10年振りとなる26台ものフル参戦という状況で今週末開幕する今シーズンのポイントを確認します。
【チーム移籍ドライバー】
- #28 ロマン・グロジャン(デイルコインw/RWR→アンドレッティオートスポーツ)
- #45 ジャック・ハービー(メイヤーシャンクレーシング→レイホールレターマンラニガンレーシング)
- #51 佐藤琢磨(レイホールレターマンラニガンレーシング→デイルコインレーシングw/RWR)
- #60 シモン・パジェノー(チームペンスキー→メイヤーシャンクレーシング)
【フル参戦へ】
- #06 エリオ・カストロネベス
- #20 コナー・デイリー
- #48 ジミー・ジョンソン
【ルーキードライバー】
- #11 タチアナ・カルデロン(AJフォイトエンタープライズ)
- #14 カイル・カークウッド(AJフォイトエンタープライズ)
- #18 デイビッド・マルーカス(デイルコインw/HMDモータースポーツ)
- #29 デブリン・デフランチェスコ(アンドレッティスタインブレナーオートスポーツ)
- #30 クリスチャン・ルンガー(レイホールレターマンラニガンレーシング)
- #77 カラム・アイロット(フンコスホリンガーレーシング)
【チップガナッシ時代に?】2021シーズンは16戦で3人のドライバーが6勝を挙げたチップガナッシレーシング。パロウの3勝を筆頭に、エリクソンが2勝、ディクソンが1勝を挙げています。シリーズチャンピオンとなったアレックス・パロウは初優勝したシーズンにチャンピオンとなったドライバーとしては2001年のサム・ホーニッシュJr.以来となります。パロウのコーチを務めるダリオ・フランキッティは2009年から11年まで3年連続チャンピオンタイトルを獲得していて、これは100寧以上もの歴史を持つインディカーシリーズで16人いる連覇した中で最後のドライバーとなります。現在は通算51勝のディクソンはその勝利数で歴代2位の52勝のマリオ・アンドレッティに追いつこうとしています。しかし、そのディクソンは開幕の地のセントピーターズバーグでは4回の2位フィニッシュがありながらも優勝がありません。