チームプレビュー、チームペンスキー






【ドライバーラインナップ】
ジョセフ・ニューガーデン (No. 2 Hitachi Team Penske Chevrolet)
スコット・マクロクリン (No. 3 XPEL Team Penske Chevrolet)
ウィル・パワー (No. 12 Verizon Business Team Penske Chevrolet)

【2023シーズンリビュー】
インディカーシリーズ参戦12シーズン目を迎え、2回シリーズチャンピオンとなってたジョセフ・ニューガーデンが12回目のインディ500挑戦で悲願の初優勝。チームペンスキーとしてはインディ500通算19勝目を記録。ニューガーデンはシーズン5戦のオーバルイベントで4勝を挙げ、オーバルでのトータル1210周中567周(48.9%)をリード。しかし、ゲートウェイでは210周中98周をリードするもクラッシュに終わり、シーズンオーバル完全制覇はなりませんでした。逆転タイトル獲得をかけた最終戦では21位に終わり、ランキングは最終的に5位。マクロクリンは第2戦のアラバマで優勝し、ポイントランキングでは後半に追い上げてキャリアベストの3位となっています。2022年シリーズチャンピオンだったパワーは妻のリザが病に倒れるなどして2007年以降16年間毎年1勝は上げてきた記録が途絶えて、2023は未勝利のランキング7位でシーズンを終えています。

【2024シーズン注目】
ミルウォーキー・マイルでのダブルヘッダーレースの開催と、最終戦がナッシュビル・スーパースピードウェイでの開催となったことで、シーズン17レース中オーバルレースは7レースとなります。これまでのオーバル11レースのうち8戦を制したニューガーデンにとっては有利な展開に。シーズン中に7戦のオーバルレース開催は2011年以来の最多となります。シーズン終盤の最終5戦のうち4戦がオーバル戦となることで、オーバルを得意とするニューガーデンにとって3回目のシリーズタイトルに向けて大きな追い風が吹くことが予想されます。3回以上のチャンピオンタイトル獲得はインディカーシリーズ史上わずか12人です。

【パワーの記録への挑戦】
パワーは歴代1位となるキャリア70回のポールポジションを記録。今シーズンはさらに記録を伸ばし可能性があります。今シーズン参戦する全ドライバーのポールポジション獲得回数を合計しても93回で、ディクソンの28回、ニューガーデンの16回、ハータの11回がパワーに続きます。

2件のコメント

  1. パワーってそんなにポール取ってんですか!?
    化け物だ。。ディクソンの3倍のポールを取っても勝利数では10勝くらいディクソンが上。
    これはディクソンもまた化け物レベルなんでしょうけど。松浦プロがよく「ディクソンをF1で見てみたかった」と仰っています。アイスマンの走りはイコールコンディションだから中盤や後方にいてもマイク・ハルの巧妙な作戦も通用しますが、マシンの開発設計が物をいうF1では、レッドブルやミハエル時代のフェラーリの様に勝利量産マシンに乗らない限り、ハルのような策士の介入の余地はかなり限定されると小生は考えます。
    パワーの方がそのようなトップマシンに乗ればアッサリポールを取ってアッサリ逃げて、逆にテレビに映らずにスポンサーに申し訳ない走りをするのではないかと思います。

    パワーの奥さんってあのペットポトルの奥様ですよね!?貴族育ちのような気品さの一方、レースが始まるとドライバー本人以上に闘志が出るようなあのお方!
    これだけ勝ってるのに、夫の勝利を求め続ける彼女のサポートあってのパワーなんですね。
    日本語でいうおしどり夫婦ですね!
    ご様態はご存知ですか?現在は回復されてるのよいのですが。
    1. いっくんへ
      奥様のリズはダイブ快方に向かったようです。
      デビュー以来初めて優勝無しのシーズンを過ごしたパワーでしたが
      今年は復活を期待したいですね。

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