91万ドルをかけた熾烈なランキング22位争い


Penske Entertainment: James Black




インディカー・シリーズには”リーダーズサークル・プログラム”という制度があって、シーズンフル参戦を条件に、エントラントポイントの上位22台に報奨金が支払われます。

エントラントポイントは各車に与えられるポイントで、ドライバーズポイントと同じ配点で優勝50点以下同様にポイントが割り振られます。1台を複数ドライバーでシートシェアした場合は、それぞれが稼いだ点が合算されます。

今年の報奨金は91万ドルで、各チーム最大3台までに資格が与えられます。
その結果、今年のエントラントポイントランキングは以下の通りとなりました。







上位22台にはチップガナッシレーシングの4台が含まれるので、ランキング上は23位のNo.30 までがリーダーズサークルプログラムの資格を得ることになります。

惜しくも24位に終わったアンドレッティ・ステインブレナー・オートスポーツのNo.29は1点差で、その資格には届きませんでした。

No.29をドライブするデブリン・デフランチェスコは予選26位から、全車が1回目のピットストップを終えたころにはTOP10までポジションアップし、一時は5位を走行していましたが、58周目にデイビッド・マルーカスと接触し、アボイダブル・コンタクト違反でドライブスルーのペナルティーに。

またこれとは別に74周目のリスタートで追突されてギアシフトがうまくできなるトラブルが発生。この時点でリードラップ最後尾の15位を走行していたものの、走行ペースが遅く、105%ルールに抵触するとしてピットインの指示が出ていました。

デフランチェスコは84周目にピットインして1周遅れの18位へ後退。チームはトラブルを確認してピットアウトするもののペースは復帰せずに、その後もピットインを繰り返して4周遅れの21位まで後退。最後はピットアウトを許されずにレースはそのまま終了。

規則上はピットインした周は1周したとカウントされるものの、タイミングラインの関係上、デフランチェスコの後ろを走行していながらも、フィニッシュラインを通過したニューガーデンが先に91周目をコンプリートしたとして21位に。

同じ4周遅れだったデフランチェスコはニューガーデンの後ろの22位フィニッシュと判定されて8点が付与。21位であれば9点が付与されてNo.30と同点となり、デトロイトで12位フィニッシュしているデフランチェスコが、ロングビーチで13位フィニッシュだったハービーよりも上ということになり、リーダーズサークルプログラムを獲得していることになっていました。




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