パロウが5勝目を挙げてシリーズチャンピオンに






【第16戦ポートランドGP リザルト】
http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/6132/2023-09-03/indycar-race-results.pdf







【パロウが会心5勝目で2回目のタイトル獲得】
ポイント2位のスコット・ディクソンに74点をリードするアレックス・パロウは予選ではディクソンの一つ後ろの5番グリッドスタート。スタートにハードタイヤを選択。オープニングラップでディクソンの前に出て3番手へ。ソフトタイヤでスタートしたフロントロー2台が20周過ぎに次々とピットインしてパロウがラップリーダーへ。30周目に1回目のピットストップを行いソフトタイヤへ交換。ここで大幅にオーバーカットしてピットアウト3周後にはラップリーダーに復帰。ソフトタイヤで16周を走行して2回目のピットストップ。ハードタイヤでステイアウトしたディンソンにラップリーダーの座を12周にわたって譲るものの。ディクソンが2回目のピットストップを行いラップリーダーへ復帰。最終的には110周のレースのうちの69周をリードして、2位に5秒4のマージンでフィニッシュ。今季5勝目、キャリア9勝目で2回目のシリーズタイトルを獲得。最終戦前のチャンピオンタイトル決定はチャンプカー2007年セバスチャン・ブルデイ以来。インディ―レーシングでは2005年のウェルドン以来。







【ディクソンは3位フィニッシュ】
予選4位とパロウの1列前からのスタートとなったディクソンはオープニングラップで前のハータに行く手を阻まれて5位へ後退。路面コンディションが向上したレース後半にソフトタイヤを履く作戦を選択。先にソフトタイヤを使用したパロウに10秒の差をつけられるもののこれを6秒差まで巻き返す。ラストピットを残り30周で行うも、その4周後にカナピーノのストップでFCYとなり、これを見てラストピットインをFCY寸前に行ったローゼンクイストに前に出られてしまい、最終的には3位フィニッシュ。

【ローゼンクイストが今季ベストの2位フィニッシュ】
予選11位でチーム3台では一番後ろからのスタートとなったフェリックス・ローゼンクイストは3ストップで一番最後にソフトタイヤを履くという大胆な作戦を選択。スタートの混乱を抜けて8位までアップ。続々とソフトタイヤ勢がピットインしていく中でステイアウトしてオワードに続く4位まで浮上。30周目にオワードと共に1回目のピットストップを行って、ここでオワードを逆転。大幅なオーバーカットも成功して3位でコースに復帰。最後にライフの短いソフトタイヤを履くために、ラストピットを大きく遅らせる必要が発生したローゼンクイストは燃費走行を強いられるものの、幸いにもソフトタイヤでペースが上がらないオワードに7秒以上ものリードがあって3位をキープ。パロウとディクソンが先にピットインしてラップリーダーとなった後に、カナピーノがスピン。これを見てローゼンクイストはピットインしてフルコースイエローに。これでローゼンクイストはディクソンとの間に3台の周回遅れを挟んで2位でピットアウト。このリスタートでは残り20周あったために周回遅れは後ろに回されずにそのままの隊列でリスタート。その結果、ローゼンクイストはディクソンに5秒以上の差をキープしたままで2位フィニッシュ。見事なレース戦略。来期はアローマクラーレンを離れ、メイヤーシャンクレーシングに移籍するという情報。







【ポールシッターのレイホールは意気消沈の12位フィニッシュ】
今季2回目、ロードコースでは2レース連続のポールポジション獲得で6年ぶりの優勝を狙うグラハム・レイホールはソフトタイヤでのスタートを選択。しかし、ドロップの大きいソフトタイヤで誰よりも長い22周目まで引っ張るというチームの大失態。これで6番手まで後退。2回目のピットストップでは多少時間がかかり、ピットアウト直後にニューガーデン、ビーケイに抜かれて8位へ後退。ラストピットでは4台にアンダーカットされて12位へ後退。さらにルンガーに抜かれて13位へ後退するも、ハータが単独スピンして後退して12位フィニッシュ。後手後手となったチームの作戦にレース後も怒りが収まらず。

【ニューガーデンが粘りの走りで5位】
予選12位と大きく出遅れたニューガーデンはスタートダッシュでジャンプアップするもカークウッドと絡んで18位まで後退。しかし、レースカーのペースは常に早くて5位まで追い上げてフィニッシュ。

【ビップスは17位フィニッシュ】
インディカーデビュー戦となったユーリ・ビップスは予選18位から1周遅れの18位フィニッシュ。

【ビーケイが今季ベストの6位】
インディ500での10位フィニッシュがこれまでのベストだったリナス・ビーケイが6位フィニッシュして今季ベストリザルト。

【マイルス・ローがアフリカ系アメリカ人としてUSFプロ2000チャンピオンに】
ウィル・パワーが見つけ出した逸材のマイルス・ローが、USFプロ2000のシリーズチャンピオンに。 インディネクストへステップアップのための奨学金は$664,425。 才能はあるものの資金に恵まれないローのステップアップを支えるスカラーシップ制度を得て、来シーズンはインディネクストへステップアップ。








【決勝レースは日曜深夜4時から生中継】
次戦はいよいよ最終戦。
ラグナセカレースウェイでの第17戦モントレー・グランプリは
GAORA SPORTS他、配信プラットフォームで
9月10日日曜日深夜3:30(月曜早朝)から生中継!
https://gaora.co.jp/motor/3652800https://gaora.co.jp/bros/https://skyperfectv.co.jp

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