第107回インディアナポリス500 様々な記録






■ジョセフ・ニューガーデンは12回目のインディ500挑戦で初優勝。これまでのベストリザルトは、エドカーペンターレーシングから参戦した2016年の3位。12レース目での初優勝はインディ500史上では優勝するまでの最多スタート数。これは1957年の優勝のサム・ハンクスと2013年優勝のトニー・カナーンとタイ。

■ジョセフ・ニューガーデンはテネシー州(ナッシュビル)出身者としては史上初のインディ500ウィナーに。

■チームペンスキーはインディ500通算19勝目でチームとしては最多勝利数。2019年のパジェノー以来。

■ニューガーデンは17番グリッドからのスタートで優勝。これは2014年にライアン・ハンターレイが19番グリッドから優勝した時以来の後方グリッドからの優勝。

■17番グリッドからの優勝はインディ500史上3回目。他2回は、1998 年のエディ・チーバーと1941 年のフロイド・デイビスとマウリ・ローズ。ローズは他のレースカーでポールポジションからスタートしたものの60周目に電気系トラブルでストップ。デイビスのパフォーマンスに不満を抱いていたオーナーがチームメイトのローズを急遽起用して73周目からドライブさせてそのまま優勝。

■ニューガーデンのラップリードは5周。これより少ないラップリード記録は、1912年に2周をリードしたジョー・ドーソンと、2011年に1周をリードしたダン・ウェルドン。

■ニューガーデンは、2016年のアレクサンダー・ロッシ以来のアメリカ人インディ500ウィナーに。

■ニューガーデンは16ポジションアップで優勝。

■ニューガーデンは、32歳で優勝したドライバーとしては史上9人目。2011年のダン・ウェルドン以来。

■カーナンバー2のインディ500での勝利はこれで10回目。2015年のチーム・ペンスキーのファン・パブロ・モントーヤ以来。

■シボレーの優勝は、2019年のシモン・パジェノー以来。

■ラップリーダーはは14人。2013年に並ぶ史上2番目に多い人数。最多記録は2017年と2018年の15人。

■リードチェンジは52回で史上3番目。最多記録は2013年の68回。2016年には54回が2番目。

■優勝したニューガーデンと2位のエリクソンの差は0.0974 秒で、歴史の中で4番目の僅差。最少差は1992年のアンサーJr.対グッドイヤーの.043秒。2番目は2014年のハンターレイ対カストロネベスの0.0600差。3番目は2006年のホーニッシュ対マルコの.0635秒。

■ファイナルラップでのリードチェンジでウィナーが決まるのは史上3回目。前回は2006年のサム・ホーニッシュ対マルコ。 前々回は2011年のウェルドン対ヒルデブランド。

■ディフェンディングウィナーが2位に終わるのは史上9回目。2003年のエリオ・カストロネベスが以来。

■3位のサンティーノ・フェルッチはインディ500キャリアベストリザルト。これまでのベストリザルトは2020年の4位。フェルッチはインディ500参戦した5回すべてでトップ10入りを果たしている。

■フェルッチの3位フィニッシュは、AJフォイトレーシングでは2000年のエリセオ・サラザールの3位フィニッシュ以来のベストリザルト。

■天候の影響以外で赤旗が3回出たのはインディ500史上初めて。

■ルーキー最上位はベンジャミン・ピーダーセンで21位。

■エリオ・カストロネベスは、インディ500での通算10,995マイルでフィニッシュ。歴代2位に浮上。通算最多は12,272.5マイルのAJ.フォイト。

■カストロネベスは、インディ500ではキャリア17 回目の完走。

■2023年のインディ500では6人の優勝経験者がラップリードを記録。1980年、1981年、1993年の5人優勝経験者の過去のレース記録を上回った。今回のリードしたのはエリクソン、ハンターレイ、ロッシ、佐藤琢磨、パワー、カストロネベスの6人。

2件のコメント

  1. 現地観戦してきました!円安のせいか日本人は殆ど見かけませんでした。
    トイレは一部は古いままでしたが、改善されてましたね!それと以前仰られた黄色シャツの方々ですが威張ってるのを目撃しました。
    琢磨さんがリードした時はたとえそれが一瞬の事だと分かってても興奮しましたが、後半の160周付近のイエローでのピットインは理解できませんでした。どう考えても最後まで持たないし、ステイアウト組もあと一回で済むのに。

    琢磨さんがいきなりジャンプして7位になったのはタワーで確認しました。
    ホームストレートで観ていたのでモニター越しに派手にやり合ってるのは見えましたが琢磨さんが大外をしたのは知りませんでした。
    今年はバックストレートが当たりでしたね。

    最後の赤旗について教えて頂けないでしょうか?2020年の琢磨さんのイエローフィニッシュの際に赤旗が出なかったのは「赤旗開け、ピットオープンもあるので最低4週のイエロー走行が必要」だったので赤旗にならなかったと思います。特殊なレギュレーションがあったのでしょうか?

    この後、オンデマンドで見直す予定です。
    1. いっくんへ
      現地観戦の疲れ様でした!存分に楽しめましたでしょうか?
      レッドフラッグ後のリスタートへの手順に関しては
      ピットオープンなどは省略できるとルールが変更されています。

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