第10戦トロント、ディクソンが今季初優勝






【第10戦インディ・トロント リザルト】http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/5920/2022-07-17/indycar-boxscore.pdf



【ディクソンが今季初優勝】これまで17シーズンで勝利を挙げてきたスコット・ディクソンは、今シーズン9レースが終わって未だに未勝利。予選では今季のロードストリートでベストリザルトとなるアウトサイドポールのフロントロースタート。ソフトタイヤでスタートしたディクソンはレースリーダーのハータを追いかけながらも16周目に2秒8までラップタイムが落ちて、約2秒のビハインドとなった時点で17周終了18周目にピットイン。その翌週にハータがピットインしたものの、ハータのアウトラップのターン1で前に出てレースをリード。その後は3回のフルコースイエローとリスタートを挟みながらも、40周の最多ラップリードを記録してフィニッシュし今季初優勝を上げました。これで通算52勝となり、歴代記録2位のマリオ・アンドレッティに並びました。歴代1位は67勝のAJフォイトになります。ディクソンにとってはキャリアで2番目の長さとなる23レースぶりの優勝でしたが、これで18シーズン連続で勝利を記録したことになります。







【ローゼンクイストが2年ぶりの表彰台】予選8位から3位フィニッシュしたフェリックス・ローゼンクイストにとっては2020年ロードアメリカでキャリア初優勝した時以来の表彰台となりました。アローマクラーレンSPに移籍してからは初めての表彰台です。ローゼンクイストはすでにマクラーレンレーシングと来季以降の契約を結んでいますが、インディカー参戦かどうかはまだ発表がありません。



【エリクソンがポイントリートを広げる】ポイントリーダーのマーカス・エリクソンは5位フィニッシュ。これで6レース連続のシングルフィニッシュで、8回目のTOP10フィニッシュとなります。これで、15位に終わったポイント2位のウィル・パワーに対して20点差から35点差とリードを広げています。



【パロウがポイントアップ】予選でエンジントラブルに見舞われ、今季予選ワーストの22位からのスタート。1回目のピットストップを9周終了時点で行い、各車が1回目にピットストップを終えた時点で15位まで浮上。レース折り返しまでには他車のクラッシュなどもあって11位へ。さらに作戦で失敗したエドカーペンターレーシングの前に出て13位。マクロクリンやパジェノーらコース上を抜いて6位まで上がってところでフィニッシュ。これで、ドライバーズポイントではオワードとニューガーデン抜いて3位に2ポジションアップしています。



【空回りのニューガーデン】今季最多の3勝をあげているジョセフ・ニューガーデンは予選3位。レースでもディクソンとハータに続く3番手をキープ。しかしラストピットで停止位置が僅かにピットウォールから離れて止まってしまい、給油リグが届かずに時間をロス。最終的には10位でフィニッシュしてドライバーズランキングでも4位に1ポジション後退しています。



【佐藤琢磨選手は今季3回目のDNF】予選19位の佐藤琢磨選手はスタート直後に3台ほど抜いて、パジェノーに並びかけてターン1のアウトサイド側に飛び込むも、その後に行き場を失ってターン2のアウトサイドのウォールにヒット。左フロントサスペンションに大きなダメージを追ってレースを終えました。



【佐藤琢磨選手のコメント】「トロントのレースはあっという間に終わってしまいました。朝のウォームアップに向けてマシーンを作り上げてくれたNo.51のメカニックには本当に感謝しています。僕たちはとてもコンペティティブでした。タイムシートには表れませんでしたが、プライマリー・タイヤを履いたときのタイムはトップ10圏内に位置しており、デロイト・マシンの仕上がりに自信を深めていました。したがって、レースに向けては楽観的な期待を抱いていました。実際、スタートはうまくいき、ターン1までに数台をパスします。そしてサイド・バイ・サイドとなってターン1に進入。ここではリスクを最小限に留めるため、ポジションを譲ることにしました。ところが、ターン2に進入する際、メイヤーシャンクの1台が並んできます。彼がそのまま僕に突っ込んできたため、この勢いで僕はウォールまではじき飛ばされました。おそらく彼はコントロールを失っていたのだと思います。これにはひどくがっかりしました。なにしろ、まったく無用な行為だったからです。残念ながら、ターン2を過ぎたところでリタイアに追い込まれました。マシーンはとても速く、コンペティティブでした。したがって、トロントに戻ってこられたのは本当に素晴らしく、たくさんのファンが訪れてくれたことを嬉しく思っています。このスピードをアイオワでも保ち、注意深く戦いたいと願っています」



第11戦アイオワは7月24日(日)早朝5:00 生中継! 



https://www.gaora.co.jp/motor/3408870

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