【佐藤琢磨公式リリース】トラブルで一時は最下位になるもねばりの走りで10位フィニッシュ
【佐藤琢磨公式リリース】 インディカー・シリーズ第2戦は、インディアナポリスの Indianapolis Motor Speedwayのロードコースで開催された。COVID-19の感染拡大の影響で今回も無観客レースとなったが、奇しくもCOVID-19がINDYCARとNASCARの初の共同開催イベントを生み出すことになった。
昨年までEd Carpenter RacingでドライブしていたSpencer PigotがRLLのサテライトチームとして合流したので、RLLは3台体制でエントリーしている。
金曜日にはプラクティスと予選が行われた。プラクティスでは、16位と中盤に沈んでしまった佐藤だが、午後4時半から始まった予選でも、クルマは残念ながら良くならず、Q2進出を果たすことは叶わず、「走り始めはいい感触があったので、レッドタイヤを履いてアタックしましたが、予想以上にタイヤがグリップしなくて、大幅なタイムアップをすることはできませんでした」と、決勝は17番手スタートとなった。ただチームメイトのGraham Rahalが
総合4番手と調子が良かったので、「データを見て比較し、自分たちに何ができるかを確認して、うまくいけば、3人全員がレースでいい走りを見せられると思います」と、心強いコメントを残した。
決勝は土曜日の12時に始まった。午前中のウォームアップでは、10位とまずまずの位置に着けた佐藤だったが、レースが始まるとすぐにリアのサスペンショントラブルが発生して、ペースが全く上がらず、一時は26位と最下位まで落ちてしまった。その後少しづつ順位を上げて行ったが、2回目のピットに入る直前に、Oliver Askewがクラッシュしてしまい、フルコースコーションとなりピットクローズとなってしまう。佐藤はトップオフのためだけにピットインして、ピットオープンになって再度ピットインしてフルサービスを受けなくてはならず、再び順位を落としてしまった。しかし、その後再びじわりじわりと順位を上げて行き、なんとか10位でフィニッシュすることができた。
優勝は前回に引き続きScott Dixon、2位にはチームメイトのGraham Rahalが入った。
【佐藤琢磨選手のコメント】 本当に辛い週末でした。予選の後にデータをチェックしたら、ストレートでコンマ2秒以上遅れを取っていました。コードに問題があったようでした。それがなければ少なくともQ2には行けていたと思っています。
今日は1周目にリアのサスペンションパーツが壊れてしまい、リアがまるでやじろべいのようになってしまい、すごいアンダーステアで、フロントはロックしてしまうしで、フロントウィングをトータルで7ターンくらい足しました。
当初は昨年よりも周回数が5周減ったので、2ストップで行けるかもしれないということで、燃料をセーブして走ったのですが、燃料はセーブできてもペースが全く上がらないので、途中から3ストップに切り替えて走りました。しかしクルマはどんどん悪くなってしまい、ついには最後尾まで落ちてしまいました。
その後はできる限りプッシュして、レッドタイヤも新品2セットと予選で少ししか使ってないユーズドのレッドもあったので、それらをフルに使ってなんとかトップ10まで戻すことができました。またグラハムが2位に入ったこともあり、チームは上向きだと思います。自分は少し出遅れてしまいましたが、この後の4戦を頑張って挽回していきたいです。
1度目のトップオフで21位まで順位を下げた後にパワー達3ストップ組と同じタイミングでピットインしてるので隊列最後尾でリスタートすると思ってたのですが、なぜかコーション前にピットインしていた一部のドライバーより前でリスタートしてるのが疑問です
ピットクローズでも2秒までの給油は認められています。
それで20位まで下げましたが、その後のフルサービスピットで
ピット作業が長引いたマルコとケレットの前に出て、
さらにロッシがトラブルで遅れたのでその3台を抜いて17位になりました。
ご回答ありがとうございます
ピットストップで3台抜いたということですね
加えて録画を見返したところ、ハンターレイやローゼンクビストがコーション発生時にラップダウンになっていたことも確認しました
だからトップオフのピットストップでも最後尾ではなく21位でピットアウトできたのですね
疑問が解消されてスッキリしました
ありがとうございます
もし琢磨がグリーンでピットインしてたらハンターレイ達と共にラップダウンになっていたでしょうし、琢磨にとっては恵のコーションとなりましたね
予選の「コードに問題」とは何でしょうか?
しかし、サス壊れたままで良く10位になったな~!すごい!
何でしょうね?変換ミスでしょうね。
サスが壊れたというよりかは、リアのアンチロールバーが外れたっぽいですね。
ストレートで0.2秒失っていた事から、ECUのプログラミングのソースコードに問題があったのではと捉えています
「コード」・・・。聞き直してみます。
あの時は琢磨選手のインタビューが何分ごろに終わるのかを予想しつつ、
その後のCMタイムや天野さんへのスカイプのつなぎ替え時間などを読みながら
番組終了時刻をどうするかいろいろ思案中でした。
ECUのプログラミングはエンジンサプライヤーの仕事なので
チームが独自にいじることはありません。
なので、EUC固有のトラブルだったかもしれません。