インディカーでタイヤ交換には圧縮ガス(窒素ガス)で作動するインパクトレンチが使用されます。”エアガン””エアレンチ”とも呼ばれます。
インパクトレンチ本体はイタリアのパオリ製で各チームはカスタマイズして使用しています。
http://www.dinopaoli.com/本体価格は約$4500(45万円)です。
インパクトレンチの先端に取り付けられるソケットはチタン製で、アメリカのメタローアが製作しています。
ソケットは$1500(15万円)、ホイールナットは$400(4万円)です。
http://www.metalore.com/paoli-wheel-gun.html
エアレンチのソケットの爪は、ホイールナットの箱状のくぼみにあらゆる角度でも噛みこむようにできています。ピットクルーはねじ山を合わせる必要はありませんし、ねじ山をつぶすようなことも起こりません。
ソケットの爪の周囲には円周上に小さな磁石が付いていてタイヤを外した時にホイールナットがくっつくようになっています。
ナットもアルミ合金だとハブに噛み込んだりするんですか?
硬度の関係でアルミ合金は使用していません。
エアレンチは精密品だから置く時も気を遣う、
投げ置いたりしようものならかなり怒られる。
というような記事を見たのですが、
インディカーのピットシーンを見ていると
右前タイヤ担当クルーは特にピットウォールに
向かってエアレンチを投げているシーンを
よく見ます。
ずっと疑問に思っており、いい機会だと
思い質問させていただきました。
使用しているエアレンチが日米で異なったり
する関係で扱いが変わるのでしょうか。
日本のエアレンチ事情が分からないので何ともお答えしようがありません。