勢いに乗ってミッドオハイオに臨む琢磨選手


http://www.indycar.com/News/2016/07/07-21-Sato-Toronto-Mid-Ohio 前回のトロント戦でロングビーチ以来のシングルとなる5位フィニッシュした佐藤琢磨選手。その勢いに乗って相性のいいミッドオハイオに臨みます。
そのトロント戦は20番グリッドからのスタートで、5位フィニッシュはbiggest moverでした。

満タンで走れる周回数が30周+αという状況で、残り38周のところで最後のピットインをするというギャンブルで見事に最後まで燃料を持たせました。

「予選で苦労をして厳しい週末でしたがいい結果に終わりました。ラリーとエンジニアのとった作戦も良かったですし、レースカーの調子も、ピットワークも良かったです」と琢磨選手はコメントしています。

琢磨選手はラストピットを終えた時点で16位。60周目のフルコースイエローで7台がピットインした後は4位まで上がっていました。

73周目でタイヤと燃費で有利なHカストロネベスにポジションを譲りましたが、そのあとはMアレシンと12週にわたって激しいバトルを演じ、最終的には5位でフィニッシュしています。

「何台かを抜きましたし、燃費も苦しかったですが、イエローが出て助かりました。チームの判断でいい結果を残せてよかったです。」と琢磨選手は語っています。

一方、チーム代表で作戦担当のラリー・フォイトは47周目でピットインしたことはギャンブルであったことも認めています。
「中団からなかなか抜け出さなかったので、状況を変えるにはギャンブルをする必要がありました。あの時点で全員が残り1ストップだったので、少し早目でしたが入れることにしました。」
「燃料を最後まで持たすには2回くらいイエローが出る必要がありましたが、うまくいきました。」

次回ミッドオハイオ戦の前に行われる事前テストに琢磨選手は参加します。今季はまだ表彰台がないだけにさらに勢いに乗ってほしいところです。

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