カリフォルニア500を振り返る
久しぶりのパックレースとなりましたが、インディカーらしいバトルがたくさん見られて面白かったですね。以前のフォンタナでのレースも集団走行のバトルで大いに盛り上がったものです。下の写真は2002年のレースの模様です。
当時はポールスピードで221mphオーバーでしたから、今回の218.9mphよりも速かったですね。
2011年のラスベガスを引き合いにするコメントもありますが、ラスベガスはコーナーバンクがきついうえにコース幅も狭くてターンもきついので、フォンタナとはだいぶ状況が違います。実際のレースは11周しかなかったので単純比較はできませんが、ラスベガス戦のほうがはるかに密集していました。
エアボーンに対する空力対策は確実な効果があり、今回はエリオや琢磨選手ののアクシデントではレースカーは浮き上がりませんでした。リアホイールガードを密閉構造にしたことや、シボレーのエンジンカウルには新たにシャークフィンが追加されたことが功を奏しました。
ブリスコーが宙を舞ったのはハンターレイに引っかかってしまったうえに芝生のところに出てしまったので大量の空気が車体の下に入ってしまいました。テキサスみたいに舗装部分を少し広げるのも効果的かもしれません。
いずれのアクシデントもレーシングアクシデントで致し方ない部分があります。ブリスコーのドライブスルーペナルティは気の毒でした。こういう状況ではスポッターがいくら頑張っても手に負えません。
琢磨選手のリアホイールガード交換ですが、おそらくスペアパーツがなかったのでしょう。あれば、リアホイールガードとリアウイングはアッテネーターと一体化されているのでそのままユニット交換できますが、あえてアッテネーター下からビームウイングを取り外していました。
この作業は、いったんユニット丸ごと取り外してピットアウトさせて、その間にビームウイング以下を交換してまた取り付ければと思ったのですが、何か現場の事情があったのでしょう。ツイッターではやたら批判する声がありましたがそれには当たらないと思います。
今回のハイライトシーンはこちらでしょうか。フォーワイド。
そして、5ワイド。
いずれもインサイドは琢磨選手で、5Wの時はエプロンにまで押し出されていたので危ないところでした。これをきっかけに大クラッシュでも起きたら責められることになっても仕方ありません。
しかし、急激なレーンチェンジやスペースを与えない動き、牽制、報復などで一番危ない動きをしていたのはグラハム・レイホールとトニー・カナーンでしたね。特にトニー・カナーンはベテランらしくないアグレッシブな動きを繰り返していました。TKはアレで仕返しするタイプなので厄介です。
NBCはパックレースへの懸念をあおっていましたが、じっちゃんのコメントがすべてですね。
で、番組エンディングの最後の最後
「またやらせていただけますかね???」とぽろっとこぼしたレーサー鹿島さん。聞きのがしませんでしたよ!!本人はやるき満々ですね。
4時間11分の生放送でした。
松浦さんとのコンビでは、indyあるあるやレースあるあるが聞けて
面白かったです!
単なるindyファンの素人がレースについて言うのはおこがましい限りですが…
「危ない!」と思う場面が多くヒヤヒヤして見ていました。
その反面、アグレッシブなレースでindyらしく誰が勝つかわからない面白さも感じていました。
松浦さんが言う「もう乗りたくない。こんなレースはしたくない」という言葉も真実だと思います。
車の技術向上のために始まったレースが
長い歴史の中で
安全にも目を向けて進化しているところが素晴らしいと思いました。
(小学生にも書けそうな作文になってしまいました汗)
ちょうど村田さんも「僕の夢は、インディ500を生で観ること!」って言ってましたし、これで来年村田さんの夢が実現できるんじゃないですか?
現地レポート:村田晴郎
のスーパー作っておいた方がよさそうですね。
もちろん私も現地ですよ!!
もちろん武藤さんですよね??
「ハロハロ~」
最高です!