ジェフ・ゴードンがインディ500のペースカードライバーに



NASCARの最高峰クラスで4回シリーズチャンピオンとなり、デイトナ500でも3勝、インディアナポリスモータースピードウェイでのブリックヤード400で5勝を含む通算92勝はNASCARのモダンエラ(1972年のウィンストンカップシリーズ以降)では最強のドライバーと言われるJゴードンがインディ500でペースカーをドライブします。

実際にドライブするのはペースラップ前のパレードラップの2周で、レース中はジョニー・ラザフォードがドライブします。

Jゴードンは92年にNASCARのブッシュシリーズにデビューし、93年から最高峰クラスのウィンストンカップシリーズにステップアップしましたが、インディアナ州で育った彼はインディ500が目標でした。

TQミジェットからUSACミジェットジェットカー、スプリントカーの両方でナショナルチャンピオンとなったゴードンはインディカードライバーへの道を探っていました。

91年に20歳でUSACナショナルスプリントカーチャンピオンとなり、インディカーチームへ参戦の打診をしたものの資金的に話がまとまりませんでした。

ゴードンの才能に目を付けた元F1チャンピオンのサー・ジャッキー・スチュワートはゴードンにF3かF3000参戦を目標にヨーロッパでテストを受けることを進めたもののJゴードンはNASCARのチームとコンタクトし、1991年にはビルデービスレーシングと契約してブッシュシリーズにフル参戦を開始。11回のポールポジションと3勝でルーキーオブザイヤーに輝くと、その活躍に目を付けたシボレーのトップチームのリックヘンドリックがJゴードンと契約。JゴードンはNASCAR界のスーパースターとなりました。

もし、Jゴードンがインディカーチームと契約ができていたとしたら、今頃はどうなっていたでしょう。その時にJゴードンのオファーを断ったチームオーナー(誰だ?)の心境は複雑でしょうね。

コメントを残す