ハンターレイのウイニングショット



残り4周のバックストレッチからターン3でHカストロネベスをパスしてラップリーダーとなったRハンターレイ。私はこのリードチェンジを見てRハンターレイの優勝を確信しました。天野さんもレース後の電話リポートでこのリードチェンジを語っていましたが、ターン3でのリードチェンジはこの日で初めてだったのではないでしょうか?

 通常は風向きなどの関係で勝負所はターン1に絞られることが多いのですが、どちらでも仕掛けられるRハンターレイはこれで非常に有利な立場になりました。逆にあそこで逆転されたHカストロネベスはかなり焦ったと思います。

 次の周で再び逆転したHカストロネベスですが、次のターン3ではかなり意識してインサイドを小回りしてターン4での速度が鈍りました。その結果、最終ラップに入るところではターン1よりはるか手前のストレート部分でRハンターレイに逆転を簡単に許しています。

 Rハンターレイは7列目インサイドの19番グリッドからの優勝ですから、トラフィックでもクリーンエアでもバランスのいいレースカーだったということがわかります。自滅したSディクソンやレース序盤はラップリードがありながらも終盤は後方に埋もれたWパワーとは対照的でした。

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