横に並んだ状態での接触(追突に非ず)は非を問わない


NBCの現地実況でアナウンサーのレイ・ディフェイが、パワーとパジェノーの接触の際に(レースディレクターの)バーフィールドは事前に横に並んだ状態での接触(追突に非ず)は非を問わないと明言していたので、この件はどのように裁定されるのか面白いでね。と発言しています。





事実、パワーのノーズはサイドポットの横まで入り込み、パワーの右前輪側面とパジェノーの左のリアホイールガード側面が接触しています。パワーが後ろから一方的に押したわけではないことがよくわかります。



そして、ディクソンとウィルソンの接触の際には、今回NBCで解説者デビューを果たしたポール・トレーシー先生は「この接触ではディクソンには全く非がない」と断言しています。





事実、ディクソンの右側(写真では左側)にはまだ十分なスペースがあります。路面上のタイヤの跡を見てもディクソンは通常よりもややイン側を走っています。



ウィルソンに追突してスピンさせてペナルティが課せられたレイホールは、スピンさせる前に一度突いたうえで、さらにぶつけてスピンさせているので、NBCコメンタリーも「ああ、これはだめだな」と発言しています。



このようなアクシデントは「かわいそう・・・・」などの感情論は抜きにして、客観的な事実関係を精査したうえで判定が出されています。

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