あちこちでバトルが展開されたボルティモア



ボルティモアグランプリは
一見クラッシュ&イエローばかりの荒れたレースと見られがちですが
かなり見ごたえのあるレースでした。

トップ5は全部違うチーム。
トップ10には8チームが入っています。

シーズンこれまで10人のウィナー。
4人の初優勝。
表彰台15人。
トップ5フィニッシャーは21人です。

今回自己ベストフィニッシュで初表彰台となったJニューガーデン。
予選4位からレース序盤にウォールをブラッシュして後退し
その後のピットストップでは19位まで後退しています。
さらにレース中盤で多重クラッシュに巻き込まれましたが
そこから15ポジションあげてきました。
レース中盤で誰がニューガーデンの表彰台を予想できたでしょうか?

3位のSブルデイは何と予選22番手。
13周で早めのピットストップをしてこのりは全部レッドで走り
残り7周ではトップのパジェノーを抜きにかかるところまで行きました。
ラストピットが40周だったので燃料的には苦しいところでしたが
あのパスが成功していれば面白かったですね。

Sデシルベストロは12ポジションアップで今季自己ベストの5位。
この日が25歳の誕生日でした。

地味なところでは、Sサベードラも8位のキャリアベストリザルト。
最後のピットではペースカーの後ろでピットアウトしてしまい
1周遅れとなってしまいましたが、
そこから熱い走りでラップバックしていいタイミングでフルコースイエロー。
かなりいいレースをしていました。

Sディクソンには同情しますが
レースに運不運はつきものです。
パワーもこれまではダリオの“ダーティーな動き”に巻き込まれてきました。

琢磨選手はECU(エンジンコントロールユニット=コンピューター)の
端子部分に問題が発生してエンジンが正常に回らなくなりました。
この影響でエンジンにメカニカルトラブルが発生していれば
次のレースでのエンジン交換の可能性があります。
残り3レースで溜飲を下げてほしいですね。


後半35周のうちの19周がコーションラップでしたが
ラスト10周のバトルはすごく楽しめました。


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