オーバルレースで
ハンドリングバランスアジャストに欠かせないのが「ウェイトジャッカー」です。
上の写真はスプリントカーの右リヤのサスペンションですが
スプリングの上の赤い筒状のものがウェイトジャッカーです。
インディカーにも同じような形で
右リアのスプリングと所に装着されます。
油圧を利用してスプリング取り付けの位置を移動させて
ストラット(ダンパーユニット)の長さを変化させて
その結果、左リヤの車高を上下させます。
コクピット内でダイヤルを回して車高を調節しますが
燃料タンク(18.5ガロン=70L)内の燃料が徐々に減ると
リアの荷重が減少してゆきます。
その加重変化を補正するのにウェイトジャッカーを使用します。
オンボードカメラ映像で
ドライバーがコクピット内で何かをひねっていたら
それはウェイトジャッカーアジャストです。