ドライバーが1年で一番忙しい日に?




2021シーズン開幕までまだ1ヵ月半。インディカードライバーたちは早くもシーズンで一番忙しい日を迎えました。しかし、ハンドルは握りません。





インディアナポリスのダウンタウンにあるホテルにレギュラードライバー全員が集合し、今シーズンを通じて各メディアが使用する写真やプロモーション映像、インタビュー映像などを一気に撮影します。

※昨年の写真





この日はコンテンツデーと呼ばれ、例年では合同テストの前日にテストが開催される最寄りのホテルの1フロアが借り切って仮設スタジオを多数設営し、ドライバーたちは新しいレーシングスーツを着込んで様々な撮影やインタビューに応じます。

※昨年の写真



今年は29人のドライバーを2グループに分けて、インディカー公式、NBC、ファイアストン、各イベントプロモーター、開催地の地元TV局など、23もの仮設スタジオをそれぞれのグループは丸1日かけて回ります。





このコンテンツデーに撮影されたイメージショットやプロモーション映像などが、インディカー公式サイトやSNS、NBCの中継などの様々なメディアでシーズンを通じて使用されることになります。

※昨年の写真



昨シーズンデビューのダルトン・ケレットは去年初めてコンテンツデーの忙しさを体験。今年は昨年以上に気合を入れて臨みたいとしています。



「様々なカッコいい映像や写真がどうやって作られているのか、その裏側を見るのはすごく楽しいです。撮影時には完成版がどうなるのかわからないまま応じていますが、実際にTV中継や写真を見て完成品の質の高さに驚きます。フォトグラファーや映像制作者のクリエイティビティはすごいですね。」



ドライバーにとってコンテンツデーはメディアへの素材提供のお手伝いというだけではなく、自らをプロモーションするという重要な日でもあります。







シーズンへ向けての意思表明などの自己アピールの他、新しいデザインのパリパリのレーシングスーツをお披露目するほか、全ドライバーが一堂に会するので、長い1日の中で様々なドライバーとコミュケーションを取る貴重な機会にもなっています。


※昨年の写真



ケレットは続けて「たしかに、みんなと顔を合わせると開幕が近付いたことを実感してきます。去年はルーキーだったので初めてのコンテンツデーでしたが、今年はみんなとの再会なので立ち話を楽しんでいます」とコメント。



例年のコンテンツデーは1日で全ドライバーの撮影をこなしますが、今年はソーシャルディスタンス確保を目的として2グループに分けての2日間での実施となりました。



そして、コンテンツデー実施に先駆けてインディカーのメディカルパートナーのAMRが全ドライバーと関係者に事前テストを実施し、全員が陰性反応であることを確認しています。



これらの朝から夕方まで丸1日かけて撮影されたプロモーション映像や写真はまもなく、SNSなどで見るられるようになるでしょう。

2件のコメント

  1. 琢磨とウィル・パワーってやっぱり仲良いんですね〜。レース前の時間でもよく喋ってるの映るし。
    1. pacyさん
      以外にもそうらしいですね。
      昨年のコンテンツデーとかでも撮影の合間によく雑談していましたね。

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