フィッティパルディがグロジャンのオーバル要員に



元F1チャンピオンでインディ500を2回制しているエマーソン・フィッティパルディの孫のピエトロ・フィッティパルディがデイルコインレーシングでロマン・グロジャンのオーバル要員として、4レースで#51をドライブすることが発表されました。フィッティパルディにとっては3年前にインディカーデビューしたチームへ復帰という形になります。

24歳のフィッティパルディは今季はF1からデイルコインレーシングwithリックウェアに加入し、ロードストリートの14レースに参戦するロマン・グロジャンに代わって、テキサスと第105回インディ500、ゲートウェイのオーバル4イベントでレースカーをドライブします。
「デイルコインレーシングwithリックウェアに加入してインディ500を含むオーバルイベントに参加できることを光栄に思います。特にインディ500は楽しみです。このもの頃からのあこがれのレースでしたし、デイルコインレーシングはこの数年はシーズンにわたって競争力を見せているので、非常に楽しみです」とフィッティパルディはコメント。
ピエトロ・フィッティパルディは2017シーズンはワールドシリーズフォーミュラV8 3.5でチャンピオンタイトルを獲得。2018年にはデイルコインレーシングに加入してインディカーシリーズで6レースに参戦。デビュー戦のフェニックスでは予選10位と好成績でしたが、決勝レースではクラッシュに終わっています。

その年はインディ500にも参戦する予定でしたが、5月にスパで開催された世界スポーツカー選手権の決勝レース走行中に超高速コーナーで有名なラディオンでクラッシュして両足を複雑骨折。インディ500参戦はなりませんでした。

その後、フィッティパルディは驚異的な回復を見せてミッドオハイオでレースに復帰、シーズン終盤ではポートランドで9位フィニッシュしています。

2019シーズンにはハースF1チームのリザーブドライバーに抜擢されたほか、ドイツツーリングカー選手権やF3アジア選手権に参戦。昨年はバーレーンGPでのクラッシュで負傷したグロジャンに代わって2レースでハースF1から出走しました。

フィッティパルディは今シーズンはデイルコインから4レースに出走する他、フルタイムでハースF1チームのリザーブドライバーも務めることになっています。

コメントを残す