ウィル・パワー、ラップダウンからの勝利
今季3勝目、通算32勝目を挙げたウィル・パワー。ポコノレースウェイでは初めて2連勝したインディカードライバーになりました。
【予選5位】 23周目に最初のイエローになるまでに3番手を順調に走行。リスタートは9位までポジションを落としますが、57周目の2回目のルーティンピットまでには6位にまで順位を回復しました。
【フロントウイングトラブル】 65周目にフロントウイングに異常振動が発生して一気に12位までポジションダウン。66周目に緊急ピットインしてノーズコーンを交換すると1周遅れの21位にまでポジションダウンします。
【2回目のイエローでラップバック】 117周目にサベードラのクラッシュで2回目のイエローとなり、ここで一旦ステイアウトしてラップバック。リードラップの19位になりました。
【リアウイング交換】 リスタート2周後の125周目にヒンチとJRがクラッシュして再びイエローに。リアのダウンフォース不足を訴えたパワーはこのイエローの間にダメージを受けていたリアウイングを交換。さらにリスタート間際の131周目にトップオフして最後尾の17位でリスタートしています。
【154周目にこの日初のラップリード】 トップオフによってピットインタイミングが約10周分ずれたWパワーは、前を行くすべてのレースカーがピットインした154周目にラップリーダーに立ちます。ここからパワーはクリーンエアの中で216マイル、217マイル台のレースファステストを連発。ここでだいぶマージンを稼ぎました。これが後で効いてきます。
【162周目、残り39周でピットイン】 ステイアウトしたような形になったパワーは、すでにピットストップストップを終えているSディクソンに33秒もの差をつけてピットストップ。そのディクソンのはるか前でピットアウトすることに成功。
【残り24周でラストピット】 7秒というで速いピットタイムでピットアウト。一方でステイアウトしてラストピットはタイヤ交換なしの賭けに出たMアンドレッティはピットワークにもたついて後方に沈みました。パワーはラストピットでさらにウイングを寝かせています。
【残り10周のバトル】 レース終盤はニューガーデンとロッシがパワーの後ろについてきましたが、わずかながらパワーには届かず。3位につけていたロッシはレース3分の2の所でステアリングホイールにある燃費調整ダイアルが取れてしまいフューエルミスクチャーをフルリッチにすることができないというハプニングもあって前の2台を捕えるには至りませんでした。
【42回のリードチェンジ】 10人のドライバーによっての42回のリードチェンジはポコノレースウェイでは最多記録。そのうちの連続12回のリードチェンジはGレイホールとTカナーンによるものでした。
ラスト数週は熱かったですね!
戦略もそうですが、今回はパワーが先頭に立ってから
レースファステスト級のスピードを連発した走りを見せたことも
大きなリードにつながりりました。
昨年、コナー・デイリーがスプラッシュピットでもたついてレースを棒に振りましたが、あれはデイル・コインだと思えば納得できます。
アンドレッティはチーム規模の割にピット作業クオリティは今一つな気がします
ヤル気が無いとは思いませんが、
相当なプレッシャーなのでしょう。
アンドレッティのピットワークが特に今一つとは思いません。
せっかくポール獲ったのにたまったもんじゃないですね。
アンドレッティ、大所帯の割に、結構ポカするイメージあります。
アンドレッティが来年シボレーになったら、チップガナッシ希望。
原因が単純ほど解決は早いので
終盤3レースに期待したいと思います。