ガナッシの2台に何が起きたのか?



カナーンとディクソンに発生した突然の”メカニカルトラブル”ですが、おそらくハーフシャフト、もしくはそのジョイントにトラブルが起きたのでしょう。


インディカーではいわゆるドライブシャフトのことを「ハーフシャフト」と呼びます。そして、上の写真にあるブレーキローターやキャリパーなどが取り付けられている部分を「アップライト」と呼びます。これらの名称は現地放送でも頻繁に使われる単語です。

ディクソンは「アップライト部分からベアリングのシールみたいなのが飛んだ」ということなので、アップライトを丸ごと交換することでレースに復帰できました。しかし、カナーンはすぐにレース続行をあきらめたのでハーフシャフトのCVジョイントが壊れたのでしょう。

CVジョイントは上の写真ではハーフシャフトの車体側の取り付け部分にあるラバーブーツの中にあります。ここが壊れるとハーフシャフトをベルハウジングから抜く必要があるので、リアエンドセクションを丸ごと交換するしかな方法がなくなります。

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