今回のエアロパッケージに関してはなかなかバランスが取れていたのではないでしょうか?
まずはアンダートンネル。
今回はレギュレーションでアンダートンネルのサイドスカートを取り外してあります。まずはこれでダウンフォースはだいぶ削減されます。ここからいかにダウンフォースを増やしていくかがチームの腕の見せ所です。
そのほか、ウイングのウィッカーを見てゆきましょう。
ウィッカーはガーニーフラップとも呼ばれますが、その効果の最大の特徴はドラッグ(空気抵抗)を大きく増やさずにダウンフォースを増加させるというものです。
なので、ダウンフォースを稼ぐためにはウイングやフラップを立てたりフラップを増やすよりもウィッカーの装着で対処することが有効となります。
丸子のリアウイングレットにはウィッカーがついています。
レイホールのリアウイングレットにはウィッカーがついていません。
しかし、リアウイングのメインプレーンにはウィッカーがついています。(左矢印)
ブリスコーのフロントウィング。
矢印の3か所にウィッカーが取り付けられています。一番上のフラップにだけウィッカーは装着し、その下の2枚のフラップには装着しません。おそらく空気の乱れが上のフラップに影響を及ぼすからでしょう。
フロントウイングのフラップも装着場所を変えたり数を減らしたり、高さを調整したりします。
ホンダ勢の中ではアンドレッティののレースカーがダウンフォースが多めだたという情報が届いています。
丸子のリアホイールガードのサイドにはスリットがありますが、レイホールにはありませんでしたね。