大荒れの開幕戦は11台がフィニッシュできず






開幕戦セントピーターズバーグGPはエントリー27台のうち、11台がフィニッシュできないDNF(Did Not Finish)に終わるという大荒れのレースとなりました。このDNFの台数は昨年のナッシュビル市街地で開催されたミュージックシティGP(11台がDNF)以来の台数となります。







RACER.comのマーシャル・プルーエット氏のリポートによると、オープニングラップで5台がストップしたマルチカークラッシュで、少なくとも3台のモノコックタブ(レースカーのコクピット周りの車体本体)が交換が必要となり、中でもデフランチェスコのモノコックタブは新品で開幕戦を迎えたものの、決勝レースを1周も走ることなく交換される模様です。







このクラッシュにはAJフォイトレーシングの2台とメイヤーシャンクレーシング(MSR)の2台も含まれていました。MSRの2台は来週の13日(月)にアラバマ州のバーバーモータースポーツパークでプライベートテストを行う予定になっていますが、IMSAスポーツカー選手権のセブリング12時間レースの決勝を18日に控え、あわただしい時間を過ごすことを余儀なくされています。



この5台のクラッシュの他にも6台がアクシデントなどでDNFに終わったために、シャシーコンストラクターのダラーラの各パーツの在庫状況が厳しくなっている可能性があり、4月2日(日)の次戦に向けてタイトな期間での修復作業が余儀なくされるかもしれません。



今回のレース中で発生したレースカーの損害の総額は100万ドルを超え、アンドレッティオートスポーツだけでも修理費用は50万ドルになると見積もられています。







ちなみに2017年のテキサスで、トニー・カナーンが他7台を巻き込むマルチカークラッシュを引き起こした時の被害総額は約300万ドルと報じられています。

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