【ハータが今季2回目のポール】2022シーズンここまで9戦が終わって9人のポールシッターという予選状況でしたがコルトン・ハータが第3戦ロングビーチGP以来、今季2回目のポールポジションを獲得しました。ハータはこれでキャリア9回目のポールポジションとなります。期待された1952年シーズン以来の10人目のポールシッター誕生はなりませんでした。
【予選リザルト】http://www.imscdn.com/INDYCAR/Documents/6066/2022-07-02/indycar-officialqualsfinalpostings.pdf
【ディクソンがアウトサイドポール】トロントでは現役最多の3勝をあげているスコット・ディクソンがアウトサイドポールのフロントロースタートに。今季はインディ500でポールポジションを獲得していますが、ロードストリートレースでは最上位スタートとなります。しかしディクソンは今シーズンのここまで未勝利。ディクソンはこれまでの17シーズンで勝利記録を残してきています。
【ルーキー最上位はマルーカス】デイルコインレーシングw/HMDモータースポーツのデイビッド・マルーカスが今季2回目の予選FAST6進出を果たし、キャリア最上位となる5番グリッドを獲得しました。レースリザルトでは前回のミッドオハイオでの9位がベストリザルトとなっています。
【佐藤琢磨選手は予選19位】トロントでは過去2回5位フィニッシュを含む4回のTOP10フィニッシュがある琢磨選手。前回の3年前の大会では予選10位から5位まで追い上げたところでエンジントラブルが発生して22位DFに終わっています。今回は予選前のプラクティスでは13位と14位でしたが、プラクティス2終了間際にターン6のアウトサイドウォールにハードヒット。短い時間の中でフロントサスペンションを何とか修理しての予選出走となりましたが、Q1敗退の19番グリッドとなっています。
【佐藤琢磨選手の予選後のコメント】同じストリートでもトロントはデトロイトと違って路面に多くの再舗装のパッチがあったり、アスファルトからコンクリートへ目まぐるしく変わるので、パンピーさもあってさらにチャレンジングです。予選前のセッションではソフトタイヤではあまり調子は上がりませんでしたが、ハードタイヤではTOP10に入っていたので悪くなかったのですが、さらに上を狙うセッティングを試そうとした所でターン6でスライドしてしまってウォールにヒットしてしまいました。修理はクルーたちの素晴らしい作業のおかげで予選開始までには間に合いましたが、プラクティス2の開始が30分も遅れて予選開始までのインターバルが短くなってしまい、予選走行前にレースカーを定盤に乗せて4輪のライドハイト（車高）やウェイトなどの調整ができずに予選となってしまいました。それで最初のアタックラップでタイムを出した後はレースカーが滑り始めて、それ以上のタイムが出なかったのが残念でした。もう少し上に行きたかったですね。
【シーズン最少のピットボックス】ピットボックスは1台当たり35フィート（10.6m）でシーズン最少。 他では40フィート（12m）～45フィート（13.7m）。タイトにS字カーブを描くピットレーンの最高速度は時速40マイル。
【トロント初出走】3年ぶりの開催となるインディ・トロントではスターティンググリッド上の半分以上になる13人のドライバーがトロントでの初めてのレースとなります。ルーキーの5人に加えて、昨年にシリーズチャンピオンのパロウ以下、グロジャン、ジョンソン、ビーケイ、オワード、ハービー、マクロクリン、ハービーの13人です。
【アクシデント多発でパロウが今季ワーストグリッド】金曜日からスピン、クラッシュ、トラブルなどが多発しています。アイロットがターン2でクラッシュ。ジョンソンがターン8でスピン。エリオがターン8でクラッシュ。パロウがターン2でクラッシュ。 グロジャンがターン11でクラッシュ。 佐藤琢磨がターン6でクラッシュ。デフランチェスコがターン3でタイヤバリアにクラッシュ。ニューガーデンは予選前のセッションで油圧トラブルが発生して急遽エンジン交換を実施。ケレットは予選開始前に燃圧トラブルが発生してこちらもエンジン交換が余儀なくされています。パロウは予選セッション中にエンジンがストップしターン2で止まった結果、予選22位に終わっています。
第10戦インディ・トロントは7月17日（日）深夜4:00 生中継！