シボレーとホンダが新型2.4リッターエンジンを初テスト






2024年シーズンから使用される予定の新型2.4リッターV6ツインターボエンジンのテストが現地3月28日から30日にかけてインディアナポリスモータースピードウェイのF1レイアウトコースでエンジンマニュファクチュアラーのシボレーとホンダによって行われました。



新型エンジンはエネルギー回生システム(ERS)とのハイブリッドパワーユニットとなる予定ですが、世界的な部品供給の遅れによって、今回はハイブリッドシステムは使用せずに内燃機関のエンジンだけでの走行テストとなりました。



涼しい気象コンディションの中での3日間のテストは順調に行われ、シボレー、ホンダ共に最良のテスト結果が得られたとしています。



シボレーエンジンの担当はチームペンスキーのウィル・パワーとジョセフ・ニューガーデンで、ニューガーデンは初日を担当し、以降はパワーがテストを継続。ホンダエンジンはチップガナッシレーシングのスコット・ディクソンが3日間を通じてテスト走行を行いました。



今回のテストではエンジンスペックは暫定仕様とされ、今後は年内を通じてハイブリッドシステムのパーツテストも並行して行われます。



エネルギー回生の為のERSと新型2.4リッターV6チンターボエンジンを組み合わせたハイブリッドシステムはよりハイレベルなレースをすることを目的として内燃機関のエンジン単体で800馬力を出力することが目標とされ、さらにハイブリッドシステムによる100馬力の追加でトータル900馬力の出力が見込まれています。



テスト日にはインフィールドには見学に来たファンの姿もあって、早くもシボレーとホンダのエンジンサウンドの違いなどが話題に挙がっています。



HPDのデイビッド・サルターは「この2.4リッターエンジンはHPDによる完全新設計でバイオ燃料を使用するエンジンとしては最高のものができたと自負しています。熱心なファンにはすでに新型エンジンの音の違いに気づいた人もいるみたいで、すでにSNSにも拡散されているようですね。あとはハイブリッドシステムと組み合わせたテストが楽しみです」と新型エンジンの完成度に自信と余裕をのぞかせてせています。

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