デイルコインレーシング、シーズンプレビュー






【ラインナップ】
#51 佐藤琢磨 デイルコインレーシング with RWR
#18 デイビッド・マルーカス デイルコイン with HMD モータスポーツ


【2021リビュー】 ロマン・グロジャンとエド・ジョーンズのラインナップで第5戦のインディアナポリスGPでグロジャンがポールポジションを獲得して2位フィニッシュの初表彰台。さらに8月の第12戦インディアナポリスGPでも2位フィニッシュし、第15戦のモントレーGPで3位フィニッシュしています。 グロジャンは第13戦ゲートウェイ500でオーバルレースデビュー。予選14位から54周をリードして14位フィニッシュしています。 エド・ジョーンズは第11戦ナッシュビルGPでシーズンベストの6位フィニッシュを記録。ピエトロ・フィッティパルディは第105回インディ500で14番グリッドを獲得しましたが25位に終わっています。



【2022シーズンに向けて】ドライバーラインナップと共にエンジニアリング体制を一新。2016年シーズンから優勝が昨年で途絶えた琢磨選手は新体制での再出発となります。ルーキーのデイビッド・マルーカスは2021シーズンはインディライツに20戦7勝でランキング2位。7勝を含む16回の表彰台で20戦での平均順位は2.0でした。マルーカスは昨年のインディライツで9勝を挙げてチャンピオンとなったカイル・カークウッドと並んで注目の若手となっています。



【2022シーズン注目】マルーカスは2021インディライツで最多の7回のポールポジションを獲得し、平均予選順位は2.0。



【過去の実績】佐藤琢磨選手はこの5シーズンで5勝を挙げ、勝利数でこれを超えのは6人のみ。その6人はニューガーデン(17勝)、ディクソン(11勝)、パワー(11勝)、ロッシ(6勝)、パジェノー(6勝)、ハータ(6勝)。この5年間で1勝以上上げたドライバーは合計16人。



【チームの実力】1984年設立で通算953レースに参戦。通算勝利数6勝のうちストリートで4勝(スントピート、デトロイト、ヒューストン)。インディ500予選では2017年にプルデイがクラッシュ、2020年にパロウがウェイトジャッカーのトラブルに見舞われポールポージション獲得のチャンスを失うも、ラスト4年でブルデイがFAST9に3年連続で残っています。インディ500決勝ではこの5年間で3回のシングルフィニッシュ記録。2017=ジョーンズ3位、2019=フェルッチ7位、2020=フェルッチ4位と実績を残しています。



【Defy Everything=逆境への挑戦】琢磨選手が初めてレースの現場に来たのは10歳の時のF1日本グランプリ。一瞬でレースの魅力に取りつかれるもレース業界にコネは全くなし。20歳になって鈴鹿レーシングスクールで初めてレースの世界に足を踏み入れて”執念”でスカラーシップを獲得。琢磨選手は「レースを始めたころは周りはみんな経験豊富な10代の選手ばかりでしたが、自分は常に目標を追い求めて今までやってきました」とコメント。




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