ハータとジョンソンが雪上で大暴れ






スウェーデンのピーテオで、毎年恒例のレースオブチャンピオンズ(ROC)の国別対抗戦が行われ、アメリカ代表として参戦したコルトン・ハータとジミー・ジョンソンが人生初の雪上レースながら決勝戦でソルベルグ親子のノルウェーチームに善戦を見せました。



ハータもジョンソンもヤシの木が生い茂る南カリフォルニアの出身で、普段の生活で雪を見ることなどは皆無。しかし、人生の約半分は雪の中で暮らしてきたと思われるラリードライバーのソルベルグ親子を相手に「悪くはない結果を残した」とジョンソンは満足げにコメント。



当初はジョンソンとラリー・ドライバーのトラビス・パストラーナが参加する予定でしたが、パストラーナがアクシデントで負傷し、ハータは急遽代役に据えられました。



「最初は初戦敗退だけは避けたいと思っていましたが、まさかの結果で、優勝したくらいうれしいですよ。誰も自分たちには期待していなかったはずですが、してやったりです」とハータはコメント。



今年のROC国別対抗戦は電動ラリークロスカーの「FIA RX2e」「ポルシェ718ケイマンGT4クラブスポーツ」「Polaris RZR PRO XP」。



アメリカ代表は準々決勝でベッテルとミック・シューマッハのドイツ代表を相手に2-2のタイとしながらもトータルラップで勝利。準決勝ではミカ・ハッキネンとエマ・キミライネンのフィンランド代表を破り、決勝では再度北欧勢相手の対決に。



決勝ヒート1のペター・ソルベルグ対ジョンソンではジョンソンがメカニカルトラブルでストップしてノルウェー代表が先勝。続いて息子のオリバー・ソルベルグがハータを下して2勝目。ポルシェ718ケイマンでのヒート3ではジョンソンがオリバーに辛勝して2-1としながらも最終ヒートでペターがハータを破って勝負が決まりました。



ジミー・ジョンソンはNASCAR参戦以前はミッキートンプソンスタジアムトラック、SODA、SCOREのアメリカのメジャーオフロードトラックシリーズに1996年まで参戦して、いずれのシリーズでルーキーオブザイヤーを獲得。SODAとSCOREではクラス8(2WD約800馬力)”のトロフィートラック”をドライブ。バハ1000にも出場した他、3つのシリーズで通算25勝と6回のチャンピオンタイトルを獲得しています。

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