2021年シーズンも残り2レース。ウィナーは2人。シリーズチャンピオンは1人です。
現時点でシリーズチャンピオンタイトル獲得の可能性があるのは5人。そのうちの4人はポイントリーダーの前でフィニッシュしなければなりません。
チャンピオン争いに行き残るためには今週末のモントレーGP終了時点で54点差位以内にとどまれば可能性は残されます。しかし、インディカーシリーズではノーポイントはないので、ポイントリーダーのアレックス・パロウの最終戦スタートが確定した時点で48点差にいなければなりません。
プラクティス、予選に参加しながらも決勝レースでスタートできなくなった場合はハーフポイントが付与されます。
残り2レースの舞台となるラグナセカもロングビーチも2年ぶりの開催でパロウとオワードにとってはいずれの場所でもインディカーシリーズでの初レースと言うことになります。
一昨年のモントレーGPでポールトゥウィンだったコルトン・ハータや、先週のポートランドGPで自今季自己ベストリザルトを記録したアレクサンダー・ロッシのようなチャンピオン争いの権利がないドライバーの活躍もチャンピオン争いへ大きな影響を及ぼす可能性もあります。
ルーキーオブザイヤーではチームペンスキーのニュージーランド人のスコット・マクロクリンがデイルコインwithリックウェアーレーシングのフランス人のロマン・グロジャンを38点差でリードしています。グロジャンはインディ500を含むオーバル3レースを欠場した結果、大差をつけられています。もし、マクロクリンがルーキータイトルを獲得した場合は1979年に賞典が創設以来、チームペンスキーにとって史上初の獲得となります。
インディカー・シリーズ 2021 第15戦 モントレー・グランプリ
9月19日 日曜日 深夜4:00 生中継
コメンタリー:松浦孝亮、村田晴郎