認可されたエンジン交換とは






16.5 認可されたエンジン交換
16.5.1.エンジンの退役ーエンジンの使用距離がマニュファクチュアラーが定めた距離に到達した時点でいつでも交換できるものとする。交換されたエンジンの再装着は認められず、エンジンプールからは登録抹消されて封印も解除となる。

16.5.2. マニュファクチュアラーテストエンジン
16.5.2.1. エントラントがインディカー、もしくはマニュファクチュアラーが設定したテストに参加する場合のエンジン交換はペナルティを科せられないものとする。その場合は規定通りに行われなければならない。これらのテストでの走行距離はフルシーズンエントラントの走行規定距離にはカウントされない。

16.5.2.2. エントラントがタイヤテストに参加する場合はインディカーの要請でシャフトにトルク計測センサーを装着したマニュファクチュアラー用意のエンジンを使用しなければならない。

16.5.2.3. このエンジン交換は規定通りに行われなければならない。

16.5.3. インディアナポリス500用エンジンーマルチエンジンプログラムで参戦するエントラントは以下の状況で、インディアナポリス500決勝レース前にペナルティ無しでフレッシュエンジンに交換することができる。

16.5.3.1. それまで使用していたエンジンとフレッシュエンジンは同時にエントラントに割り当てらえるが、それらのエンジンは共に更なるエンジンに交換される前に規定距離に到達しなけばならない。

16.5.3.2 インディアナポリス500決勝レース終了後、エントラントは両エンジンのいずれを装着できるが、修理で交換される場合を除いて規定距離に到達するまで取り外すことはできない。

16.5.4. 一度インディアナポリス500用エンジンが装着された場合は、修理で交換される場合以外でインディアナポリス500前に取り外された場合は認可外のエンジン交換とする。

16.5.5. 特別/レース以外のイベント
16.5.5.1. 特別イベントやレース以外で使用されるエンジンは事前にインディカーの認可を受けなければならない。

16.5.5.2. ピットストップコンペティションーインディアナポリス500のカーブデイに実施されるピットストップコンペティションにおいて、エンジンマニュファクチュアラーはインディカーの認可を得たいずれのエンジンに交換できる。

16.5.6. エンジン修理(ルール16.8.に準ずる)ー以下のケースに該当する場合は認可外のエンジン交換としてのペナルティは受けない。

16.5.6.1. インディカーが(管理する)プールからのフレッシュエンジンの割り当てを認可する場合(ただし、交換時点でエンジンがエントラントにまだ割り当てられていない場合)。

16.5.6.2. エントラントの手元にある修理するエンジンが、別のエンジンが装着される前か割り当てられる前に、規定距離到達のための修理が終了し、次のイベントの前までに返却された場合。



上記に該当する場合以外は「認可外のエンジン交換」となり、規定のペナルティを科せられることがあります。



ルール16.8.の修理規定ではクラッシュによるダメージ修理(マニュファクチュアラーによる証明が必要)の為のエンジン取り外しや交換の他、一部のパーツ交換などの小規模修理後のシャシーダイナモ(試験台)に乗せてのエンジンテストのためのエンジン取り外しなどは認められています。その場合はエンジンの規定距離はそのまま継続となります。



https://www.indycar.com/Fan-Info/INDYCAR-101/Latest-Rulebook

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