7レースで7人目7か国目となるエリクソンが初優勝






【デトロイトGPレース1】http://www.imscdn.com/indycar_media/documents/2021-06-12/indycar-officialraceresults.pdf



【3シーズン、37レース目で初優勝】マーカス・エリクソンは琢磨選手の隣となる15番グリッドからのスタート。2ストップ作戦を選択してレッドタイヤを引っ張る作戦。20周目に1回目のストップを終えて24周目にフルコースイエローに。これで、まだピットインしていなかったディクソンらが一斉にピットインして2位に浮上。3位以下を引き離しつつパワーにしっかりとついて行った結果、パワーの脱落もあってレースを制しました。



【エリクソンは8年ぶりの優勝】2013年ニュルブルクリンクで開催されたGP2での優勝以来。その後は5シーズンでF1に参戦するも優勝は無し。30歳になるエリクソンは「最後に勝ったのはずいぶん若い時でした。F1参戦時は小さなチームで優勝を目指すという意識からは遠い状況でしたが、サムシュミットからインディカーに参戦するようになって、ライバル勢全員に打ち勝ってレースを制したいと言う意識が改めて湧き上がってきました。自分の能力をひたすら信じるという強い意志持ち続けてきましたが、今は完全に自信を取り戻すことができました。これまで多くの不運を経験しましたが、今日はすべての運が自分に向きました。レース中は今日こそ自分の日になると言い聞かせてきました。こんな気分を味わうのはすごく久しぶりです。この日のためにこれまで努力してきました、自分を信じてくれたチームにも感謝しています。今日は最高の気分です」とコメント。







【7レースで7人7か国のウィナー】パロウ(スペイン)、ハータ(アメリカ)、ディクソン(ニュージーランド)、オワード(メキシコ)、ビーケイ(オランダ)、カストロネベス(ブラジル)、エリクソン(スウェーデン)。7レースで7人のウィナーは2017年以来の史上5回目。



【次の優勝国は?】カナダ、オーストラリア、フランス、日本、スイス、英国のどれかになります。



【レッドフラッグ&リスタートは2レース連続】前回の2019年のレース2もラスト6周のローゼンクイストのクラッシュでレッドフラッグになり、ラスト3周でリスタートしています。



【佐藤琢磨選手は16番グリッドから4位フィニッシュ】「いつもデトロイトと同じようにかなり慌ただしいレースとなりましたが、僕にとってはとてもエキサイティングでした。本当にいいスタートを切ることができたので、結果は僕たちにとって残念なものでした。繰り返しオーバーテイクできるマシーンを用意してくれたチームは素晴らしいと思います。ブラックタイヤに比べてデグラデーションが大きかったのは事実ですが、ディクソンの前に立ってウィルの直後につけられたことはものすごくよかったです。その後、タイヤ交換でメカニカルな問題が起きたのは残念で、これについては調査する必要がありますが、ここで失った4〜5秒の間に数台にパスされたため、改めて抜き返すことになりました。続いて提示された赤旗は、ウィルにとって本当に不運なものでした。今日のレースは彼のものだったと思います。リスタートでは最高のチャンスを手に入れたものの、最終コーナーのトラクションが十分ではなかったため、1コーナーでビーケイにインに入られるとともに、僕は路上のマーブルを拾ってしまうことになりました。ただし、スタートポジションのことを考えれば、4位、5位、6位でフィニッシュできたことは素晴らしく、レース中のスピードはまさに今日、必要と思っていたことでした。明日の予選と決勝に役立てるためにも、今日のデータをまとめる必要があります」



【レース序盤にトラブル続出】3周目に2018年ウィナーのハンターレイがウォールにヒットして6周遅れ。2019年ウィナーのニューガーデンはタイヤの脱落で最後尾へ。ジョンソンはメカニカルトラブル。チルトンは最初のピットで給油トラブル。



【延べ222回のパッシング】コース上でのパッシングは延べ222回。デトロイトGP過去最多は2013年レース2での227回。



【BIG MOVE】レイホールレターマンラニガンの3台の予選平均は19位。しかし、決勝では佐藤琢磨選手が4位、レイホールが5位、フェルッチが6位。



【78分間のレッドフラッグ】オワードはエアコンが聞いたモーターホームに戻って冷たい水とアボカドトーストを楽しむ。



【カーナンバー8】チップガナッシレーシングの#8が優勝するのは1994年トロントでのマイケル・アンドレッティ以来



【チップガナッシが土曜日に2勝目】インディカーのフィニッシュ後に開催されたIMSAスポーツカー選手権ではDPiクラスに参戦するチップガナッシレーシングのキャデラックに乗るケビン・マグヌッセン、レンガー・ファンデル・ザンデ組が優勝。



【デトロイトGPレース2】6月13日(日) 深夜1時より生中継 



https://www.gaora.co.jp/motor/3213400



4件のコメント

  1. 琢磨選手、Day1は惜しかったですね。
    表彰台期待していたけど、最後のリスタートでオワードに抜かれるとは………。

    明日のDay2は気を取り直して、表彰台いや優勝目指してがんばってほしい。
    1. S-MATさんへ
      表彰台は逃しましたが予選16番手を考えれば4位フィニッシュは上出来ではないでしょうか。
  2. 稲嶺さん、エドジョーンズのUAEをお忘れです。可能性は低いと思いますが…
    ペンスキーの未勝利縛りもあるので、次は琢磨さんかブルデーでしょうかw
    1. インディマニアさんへ
      ご指摘ありがとうございます。多分エドが勝つと思いますよ!

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