ピット出口のクローズが無いインディカーシリーズ



インディカーシリーズはフルコースイエロー発生時にはピット入口のクローズこそはありますが、ピットの出口に関してはクローズがありません。

これはインディカーレースの特徴の一つで、コーションラップ時の走行位置によって生じる隊列通過待ちによる順位後退が生まれないようになっています。

上の図にあるように、ピット出口にはそのコース延長線上にプレンドラインが設置され、フルコースイエロー中はピットロード通過車両とコース走行車両の前後関係を精密(1/10000秒)に計測しています。

なので、フルコースイエロー中のピットアウトでもピット出口で隊列通過を待つ必要が無いので、ピットインしたタイミングで大きく順位を後退させられることがありません。

スポーツカーレースなどではこのシステムが無い為に、ピット出口で隊列通過を余儀なくされて順位を大きく落とすケースなどがしばしばみられます。

アンダーグリーンではブレンドラインは採用されずにピット出口での合流順で順位を決めます。

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