開幕戦に向けて準備万端のレイホール


https://www.indycar.com/News/2018/03/03-04-Rahal-team-sponsor-success
レイホールレターマンラニガンレーシング(RLLR)がこれまでにない好調さを見せて今週末の開幕戦を迎えようとしています。

チームは2014シーズンのジェイムス・ジェイクスとの2台体制以来、佐藤琢磨選手を迎えて久しぶりの2台体制となります。

チームスポンサーに関してもユナイテッドレンタルがインディ500を含む5レースで#15のメインスポンサーを務めることを発表して以来、オイル会社のトータルがロングビーチGP、ワンキュアが2レースをサポートし、ルーサーオートモーティブグループとフリートコスト&ケアがそれぞれ1レースをサポートすることを発表しました。

チームは2004年にバディー・ライスがインディ500を制したものの、2009年から3シーズンはスポンサー獲得がならずにわずか4レースしか出走できませんでした。

「そのころは厳しかったが、かつて90年代から200年代前半にかけては我々はペンスキーやガナッシに引けを取らない強豪チームだった。今はインディ500を制した2004年と同じパフォーマンスのレベルに達している。」とチームオーナーのボビー・レイホールは語っています。

その苦難の時期にレイホールは着々と人脈を広げ、デイビッド・レターマンの他にマイケル・ラニガンをチームに引き込みました。

その後はエンジニアリングスタッフに敏腕エンジニアのエディ・ジョーンズとトム・ジャーマンをチームに引き入れたほか多くのアシスタントエンジニアを雇って着々とエンジニアリングチーム体制の強化を図ってきました。そして、今後も体制強化を続けるとレイホールは語っています。

そして今シーズンは、2012年のインディ500ではもう少しのところで優勝するところだった佐藤琢磨選手がインディ500ディフェンディングチャンピオンとしてチームに復帰します。

ボビーの息子のグラハムは2013年にチームに加入。しかし、最初の2シーズンではTOP5フィニッシュが4回だけだったものの、2015年にグラハムは地元オハイオでの優勝を含む2勝を挙げたほか、この3シーズンではチャンピオン争いにも加わってランキング4位、5位、6位となっています。

「我々のチームでは高い技術を持ったスタッフたちがうまく強調して家族的ないい雰囲気の中で協力し合って働いている。そしてさらなるチーム強化を図る」とボビー・レイホールはコメント。

その自信を証明するかのように、2月にフェニックスで行われた合同テストでは4回のセッション全てでチームがトップとなり、佐藤琢磨選手は2日間での最速スピードを記録したうえに3回のセッションでトップに立っている。

「グラハムと琢磨がお互いに切磋琢磨していて、本当にレースか待ち遠しい」「琢磨は見ての通り常に全力でレースをしている。時には110%ので走る時もある。グラハムともうまくいっている。今シーズンに向けて大きな手ごたえを感じている」とボビー・レイホールは自信をのぞかせている。

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