コクピット内のイエローシグナル






超高速のオーバルトラックではフラッグポストはコントロールラインの1か所しかありません。1周20秒~30秒のオーバルトラックで確実にドライバーにイエローを知らせて減速させるシステムがトラックコンディションライトです。



レースディレクターのコーションライト操作で完全に同時にコースサイドのコーションライトとコクピット内のLEDライト、レースカーのテイルライトが点滅するようになっています。



コクピット内ではステアリングホイールのダッシュパネルの枠がイエローになると同時にその両側にあるLEDライトが点滅。さらにはドライバーの視線方向(上の映像の左人差し指の向こう側)のモノコックシャシー内側にもLEDライトが点滅するようになっています。



このLEDライトの大きさは非常に小さいのですが、ライトの光量は非常に大きく、指向性も鋭いので、点滅すると非常に鋭くドライバーの視界に入るようになっています。



このシステムはロードストリートイベントでも使用され、フルコースイエロー発生時に作動します。



ライトの点滅と同時に無線でもアクシデントの発生個所とコース上のどの位置に障害物があるのかをドライバーに知らせています。



インディアナポリスでは1秒間に100m以上も進んでしまうインディカーを確実に減速させるために様々な対策がとられています。

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